日本代表はB決勝で大城魁之輔が3位、横山遥希が8位。チーム3位となり、2026年のモトクロス・オブ・ネイションズを総合22位で終えた。 10月2〜4日、フランス・エルネーのCircuit Raymond Demyで開催された国別対抗戦。予選で負傷した大倉由揮が日曜の出走を見送り、残る2人が決勝進出の最後の1枠に挑んだ。
国別総合優勝は23ポイントのベルギー。スペインが26ポイントで2位、オランダが34ポイントで3位に入った。日本の「B決勝3位」と「大会総合22位」は別の順位であり、決勝本戦の表彰台に立ったという意味ではない。公式リザルトを軸に、エルネーでの結果と順位の読み方を整理する。

日本代表の結果。予選24位からB決勝へ
日本代表はMXGPクラスに大城魁之輔、MX2クラスに横山遥希、OPENクラスに大倉由揮という布陣。公式エントリーと結果に記載されたゼッケンは順に31、32、33で、車両メーカーはヤマハ、カワサキ、ホンダだった。
| 選手 | クラス/メーカー | 予選個人成績 | B決勝個人成績 |
|---|---|---|---|
| 大城魁之輔 | MXGP/ヤマハ | 18位 | 3位 |
| 横山遥希 | MX2/カワサキ | 20位 | 8位 |
| 大倉由揮 | OPEN/ホンダ | 31位(途中リタイア) | 出走せず |
予選の国別得点は、チーム内の上位2人の順位を合計する方式。日本は大城の18と横山の20を加えた38ポイントで、公式のNations Qualificationでは24位となっている。同じ38ポイントのチェコが23位に記載されており、日本は直接決勝へ進める上位19チームに届かなかった。
なお、MFJの大会案内ページにある結果要約は予選総合を23位と表記しているが、公式結果PDF、JMXの現地レポート、RIDE-HACKの大会記事は24位で一致している。本稿は集計表である公式結果PDFの24位を採用した。B決勝3位、大会総合22位については各資料が一致する。
出典:公式予選国別結果PDF、MFJ大会情報。
大倉が欠場し、大城と横山の2人で最後の1枠に挑戦
JMXとRIDE-HACKの現地報告によると、大倉はOPEN予選の途中で他車との接触に巻き込まれて転倒。その後いったん走行を再開したものの、腕の痛みのためリタイアした。翌朝も状態を確認し、B決勝は出走を見送った。これは大会当時の経過であり、現在の診断や回復状況を示すものではない。
B決勝はチーム内上位2人の順位を合計し、最も少ない得点のチームだけが決勝本戦へ進む。日本は2人で走るため、両者の成績がそのまま得点となる状況だった。大城と横山はスタート位置を選ぶ順番も相談し、それぞれの得意な発進位置を生かす作戦を立てた。
大城はスタートで先頭へ出る好発進を見せ、横山も前方の集団に加わった。しかし、大城は路面の起伏を捉えきれずに順位を落とし、終盤には転倒もあった。すぐに復帰して個人3位でフィニッシュ。横山も転倒から順位を戻し、8位まで追い上げた。大倉も走行映像の撮影・共有などでチームを支えたとJMXは報告している。
このレースを個人の結果だけで見ると大城の3位が目を引くが、決勝進出にはもう1人の着順との合計が必要だった。日本の得点は3+8=11。B決勝の結果表を並べると、決勝に進んだスロバキアとの差が分かる。
レース経過:JMX公式現地レポート、RIDE-HACK大会レポート。
B決勝は11ポイントで3位。決勝進出はスロバキア
| B決勝順位 | チーム | 得点対象の個人順位 | 合計 | 決勝本戦 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | スロバキア | 2位+5位 | 7 | 進出 |
| 2 | チェコ | 4位+6位 | 10 | 進出せず |
| 3 | 日本 | 3位+8位 | 11 | 進出せず |
| 4 | フィンランド | 1位+12位 | 13 | 進出せず |
| 5 | ノルウェー | 9位+10位 | 19 | 進出せず |
日本はチェコと1ポイント差、スロバキアとは4ポイント差だった。フィンランドは個人優勝者を出したが、もう1人の12位と合算して13ポイントとなり、日本の後ろに位置する。速い1人だけで決まらず、複数の着順をそろえる必要があることが、この結果にも表れている。
日本の総合22位は、大会全体をまとめたNations Classificationに記載された最終順位。B決勝の11ポイントと、決勝本戦を3レース戦うチームの得点を単純に比べて、数字の小さい順に並べ替えることはできない。異なる段階のレースを含む大会順位として読む必要がある。
ベルギーが23ポイントで優勝。スペインとの差は3ポイント
決勝本戦ではMXGP+MX2、MX2+OPEN、MXGP+OPENという組み合わせで3レースを実施。各選手が2レースずつ走り、チーム全体で得た6つの順位のうち、成績の良い5つを合算する。
| 総合順位 | チーム | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | ベルギー | 23 |
| 2 | スペイン | 26 |
| 3 | オランダ | 34 |
| 4 | ラトビア | 52 |
| 5 | アメリカ | 53 |
優勝したベルギーはルーカス・クーネン、サシャ・クーネン、リアム・エバーツの3人。ルーカスが3位と5位、サシャが12位と7位、エバーツが4位と4位を記録した。除外される12位を除くと、3+5+7+4+4=23ポイントとなる。
オランダのジェフリー・ハーリングスは出走した2レースをともに制したが、国別総合では34ポイントの3位。日本のB決勝と同じく、個人の優勝数と国別順位は必ずしも一致しない。ベルギーは採用された5つの結果をすべて7位以内にまとめたことが勝利につながった。
出典:公式大会総合結果PDF。集計データ:©2026 Infront Moto Racing。結果表の画像転載ではなく、主要な事実を編集部が整理した。
日本代表の国内戦はすでに再開。大会当時の予告と区別して読む
RIDE-HACKの10月8日付記事は、次の予定として10月10・11日の全日本モトクロス第8戦を案内していた。その大会はすでに終了しているため、これから開催されるイベントとして紹介しない。国内戦での走りは、公開済みの全日本モトクロス第8戦結果記事で確認できる。
今回のエルネー大会では、予選での接触・転倒、2人で臨んだB決勝、国別集計という三つの要素を分けると、日本の結果が理解しやすい。大城の個人3位という走りと、チームとして決勝本戦に届かなかった事実を、どちらも結果として残した大会だった。
情報確認:2026年10月19日。大会開催日:2026年10月2〜4日。主な出典はMFJ、JMX、Infront Moto Racing公式リザルト、RIDE-HACK。











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