バイカーにとって最も厳しい季節は冬。風を受けて走るだけで、寒さを通り越してもはや痛みを感じる日もありますよね。
そこで今回は、むき出しの身体を寒さから守るインナーをご紹介。
トップスから首元・指先まで、寒さを寄せ付けないアイテムを装備し、冬のツーリングを楽しみましょう。
走行中の体感温度は外気温−5℃!?
![](https://moto-connect.com/wp-content/uploads/2023/12/28377647_m-800x600.jpg.webp)
走行中に風を受けることで、体感温度は実際の気温より下がります。
特に冬場は気温も低く、指先から四肢まで全身が冷え切ってしまうツラい時期。
実際の体感温度は、ミスナールの計算式(改良版)で計算します。
【ミスナールの計算式(改良版)】
tn = 37 – ( 37 -t) / ( 0.68 – 0.0014 × h + 1 / a ) – 0.29 × t × ( 1 – h / 100 )
tn:体感温度(℃)、t:気温(℃)、h:湿度(%)、v:風速(m/s)、a: = 1.76 + 1.4 × v0.75
風速(m/s)を求める式は「 時速(キロメートル/時間)÷3.6」になり、時速60kmで公道を走行中の風速は約17m/s。
この計算式に、気温8度、湿度30%、風速17m/sを当てはめて計算すると、体感温度は−5.3℃。
高速道路を時速80kmで走ると、体感温度は−6℃になります。
まるで一人氷点下!防寒がいかに大事か分かりますね。
防寒インナーの種類
ここでは防寒インナーの種類と特徴を紹介します。
- アンダーウェアタイプ
- 下半身用インナー
- 電熱インナー
それぞれの機能と選び方のポイントを見ていきましょう。
アンダーウェアタイプ
肌に直接触れるアンダーウェア(下着・肌着)タイプは、保温性と透湿性の両方に優れ、なおかつ吸汗速乾性があるものを選びましょう。
バイク走行中は冬用のインナーを着用していると汗をかきやすく、汗で濡れているとなかなか乾きにくいので厄介。
放置しているとあっという間に風邪を引くので、機能性は重視することをおすすめします。
下半身用のインナー
選び方のポイントは、以下の3つ。
- 風の侵入を防ぐ
- 保湿性・吸汗性に優れている
- 着用時に分厚くなりすぎない
下半身は上半身ほど気込めない点から、寒さを感じやすい箇所。
インナーの着用で身体の半分を占める下半身を温めると、体全体が温まります。
電熱インナー
電気の力で体を温める電熱インナーは、気温の低い地域や夜間、山間部のツーリングにおすすめ。
バイクのバッテリーなどからダイレクトに給電するものと、充電式のバッテリーから給電できるものがあります。
充電が必要なものは、バッテリーの残量を気にしながら着用しましょう。
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