バイクを走らせる楽しさの原点を再認識できました!
9月には、HYODのイベントに出演するため台湾に行ってきました。台北市内のカフェを貸し切って製品販売などをしたのですが、そこに来場しためっちゃかわいいお姉さんが、コハラレーシング時代に私が使っていた白地にピンクとブルーが配されたレーシングスーツを着ていて、他にも2~3人の女子が、同じ配色のレーシングスーツで来場。なんだか、とてもうれしくなっちゃいました。
今回のイベントには、私と同年代の女性もたくさん訪れてくれて、若い男性も多数来場。台湾でバイクが盛り上がっている感じが、とても伝わってきました!
日本の若い世代にも、台湾の人たちに負けないくらい多くの人たちにバイクを楽しんでもらいたいと思いました。そして帰国後には、これからバイクデビューする若いエントリーライダーにも最適なスタイリッシュで価格がリーズナブルなCL250をエンジョイしました!
今年5月にデビューしたこのバイクは、クルーザーのレブル250をベースに開発されていますが、乗ってみたら全く違うバイクに仕上がっていて、まずはそこに驚きました。
最初に感じたのは、フラットダートバイクのような雰囲気。じつはCLシリーズの歴史とかは知らなかったので、私にはFTRに通じるようなフィーリングという印象でした。
もちろん、これで林道を本格的に走るのは厳しいでしょうが、よく動く前後サスは、河川敷のフラットな未舗装路なら、問題なくトコトコと走り抜けられるはず。私自身、4気筒のバイクも所有しているとはいえ単気筒のドコドコしている特性も好きなので、そういう部分を含めて気に入りました。
雨上がり直後の路面でもなぜか楽しく乗れちゃう
乗る前は、ただ走るだけのファッションバイクなのでは……なんて想像していましたが、実際はまるでそんなことはなく、CL250は“走らせることそのもので遊べるバイク”です。
もちろんそれは、リッタークラスのスーパースポーツみたいにすごく運動性能が優れていてサーキットを攻められる、なんていう意味ではありません。同じ運動でも、スーパースポーツがジムに通うくらいだとしたら、CL250はストレッチやヨガレベル。でもそれは、日常的に誰でもできるということでもあります。
CL250のエンジンは特別にパワフルというほどではありません。でも、低中回転域の反応に優れる特性の単気筒エンジンにより、ホイールベースがやや長めでけっこう大柄な車体の割には機敏に反応します。CRF250L用のカムシャフトに換装して、ドリブンスプロケットを36→37丁に変更してファイナルレシオをショートに振ってあることも、少なからず効いているはずです。
前後サスは、ストロークがやや長めでよく動くので、公道を走る速度域でも、スロットルワークやブレーキングで前後の車体姿勢変化を作れます。だから、普通に走っていても飽きないし、トバしているわけではないのに、ピッチングを感じることで操っている気分が高まります。
そして飽きないということではもうひとつ、サウンドチューニングにより小気味よいパルス感がライダーに伝わってくる排気音も大きなポイント。クリアなだけでなく、どこかワイルドな音質で、これに単気筒らしいパルス感が加わることで、ライダーに“バイクらしさ”を堪能させてくれます。爆音は論外ですが、やっぱり私はある程度の排気音が感じられるほうが好き。排気口がライダーの耳に近いということもあるのでしょうが、このマフラーはバイクらしさを演出する大切な要素のひとつだと断言できます!
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