ダートフリークの情報メディア「RIDE-HACK」が2026年10月16日、PODの新型ニーブレース「K4 3.0」を紹介する「DFアレコレ」10月号外を公開した。国内公式製品ページの定価は成人用の左右セットが101,200円(税込)、ユース用の左右セットが77,000円(税込)。カラーは3種類、サイズはYOUTHから3X+までの5区分を展開する。
今回の注目点は、ヒンジや人工腱だけでなく、脚を支えるカフ、内側のライナー、膝前面のガードまで見直していること。新しい構造とあわせて、国内の価格・サイズ展開、購入前に確認したいフィッティングのポイントを整理する。なお、10月15日付の号外では「近日発売予定」と案内されており、10月16日は記事の公開日であって発売日ではない。入荷時期と在庫は販売店で確認したい。

国内ラインナップは3色。FLUROは初回入荷限定
カラーはフルーロ(FLURO)、ステルスグレー(STEALTH GREY)、カモ(CAMO)の3種類。フルーロは国内製品ページで、初回入荷限定カラーの「LE」モデルとされている。号外PDFでもフルーロに限定版の表示がある。
一方、YOUTHと3X+はステルスグレーだけの設定。3色すべてに5サイズがそろうわけではないので、まず自分に適合するサイズを確認してから色を選ぶと整理しやすい。
| カラー・区分 | 案内されているサイズ | 左右セットの国内定価(税込) |
|---|---|---|
| フルーロ LE | XS/SM、MD/LG、XL/2X | 101,200円 |
| カモ | XS/SM、MD/LG、XL/2X | 101,200円 |
| ステルスグレー・成人用 | XS/SM、MD/LG、XL/2X、3X+ | 101,200円 |
| ステルスグレー・ユース用 | YOUTH | 77,000円 |
サイズ名は号外の表記に合わせた。国内販売ページにはXS/S、M/L、XL/2XL、3XLなどの表記もあるため、注文時は表記だけで判断せず、対象商品のサイズ・メーカー品番・販売単位を照合しよう。上記は日本向け公式ページで確認した定価であり、海外メーカーサイトの外貨建て価格を換算したものではない。
国内製品ページ:フルーロ LE/カモ/ステルスグレー/ユース用
新しいヒンジと人工腱で、曲げ伸ばしを支える構造を更新
K4 3.0は、膝の動きを支える「Human Motion」ヒンジを採用。PODのメーカー説明によると、人工腱とヒンジのハウジングを強化し、膝の保持機構とスナップイン式のヒンジパッドを組み合わせている。膝の靱帯に加わる力を逃がしながら、自然な曲げ伸ばしを支えることを狙った構造だ。
伸展側には、10~20度の範囲で制限を調整できるエクステンションコントロールを備える。メーカーは、伸び切る直前から段階的に動きを抑える仕組みとして説明している。ただし、角度の数値が大きいほど誰にでも適しているという意味ではない。調整は製品の説明書と販売店の案内に従い、膝に既往歴や不安がある場合は医療者にも相談したい。
ここで紹介しているのは、メーカーが公表した設計と機能であり、編集部による実走評価や傷害予防効果の検証結果ではない。ブレースを装着すれば転倒・衝突時のけがを必ず防げる、と受け取らないことも大切だ。
機構の出典:POD Active「K4 3.0」製品情報
フィット感を支えるカフと、フレーム直付けライナー
フレームは軽量・薄型を志向した「インパクトモディファイド」タイプ。脚に接するアダプティブカフは、筋肉の動きや脚の形状に合わせてたわむ構造を採る。硬い外枠の形だけで選ぶのではなく、脚に触れる部分がどう追従するかも、今回のモデルで確認したい点になる。
内側のフレックスグリップライナーはフレームへ直接接着され、ライナーの固定に面ファスナーを使わない。水分を吸収しない素材とし、装着中のずれやかさばりを抑える狙いがある。標準装着の薄型ヒンジパッドに加えて厚型パッドも付属するため、膝まわりのフィット感を調整できる。
国内公式ページの重量表示は、M/Lサイズの実測値で片側約639g。左右セット全体の重量ではなく、全サイズで共通の数値でもない点に注意したい。購入を検討する際は、この数値だけで軽さを判断するより、実際に着けて屈伸したときの収まりと合わせて確認するのが現実的だ。
国内仕様の出典:ダートフリーク「K4 3.0」製品情報
膝前面のガードも再設計。着脱機能の使い方には注意
前面のインパクトガードは、膝を広く覆いながら通気にも配慮した構成になった。PODはガードの固定方式も更新したと案内しており、取り外しによるマルチスポーツへの対応も特徴に挙げる。
ただし、ガードを外せることと、バイク走行中に外してよいことは別の話だ。取り外した状態では、外した部品が担っていた前面の保護を同じようには期待できない。用途の切り替えや部品の着脱は、K4 3.0用の取扱説明書で確認してから行いたい。
メーカーの取扱説明書ダウンロードページにはK4 3.0用とK-Series 2.0用が分けて掲載されている。旧K4を使用していた人も、以前の手順や交換部品がそのまま使えると決めつけず、モデル名を確認することが必要になる。
サイズ選びは普段の服のサイズではなく、膝の採寸と試着から
XS/SMやMD/LGという名称だけでは、自分に合うかは判断しにくい。ダートフリークのサイズガイドは「膝幅」と「膝下外周」の測定に加えて、装着した状態で歩く、脚を曲げるといった確認を案内している。
- 膝幅を測る。専用サイジングツールやノギスを使い、膝のお皿の中心を横断する幅を測定する。公式ガイドでは、脚をまっすぐ伸ばして体重をかけた状態を推奨している。
- 膝のお皿のすぐ下の外周を測る。柔らかいメジャーなどを使う。こちらも、脚を伸ばして荷重した状態で測定する。
- 候補サイズを試着する。歩いたり脚を曲げたりして装着位置をなじませ、無理のないフィット感を確認する。
PODは測定値をサイズ選定の目安とし、脚の形状には個人差があることを説明している。数値が境目の場合は1サイズ上を推奨しているが、最終的には試着・調整で確かめたい。特にユース用は「年齢がこのくらいだから」という判断ではなく、実際の脚の寸法を基準に選ぶ必要がある。
参考:ダートフリークのPODサイズガイド/POD Activeのサイズガイド
購入前の確認では、パンツ・ブーツとの組み合わせも持ち込もう
編集部としては、試着の際に普段使うモトクロスパンツやブーツとの組み合わせも確認することを勧めたい。ブレース単体では問題なく見えても、実際の装備を重ねた状態での動きや収まりを確かめると、購入後の行き違いを減らせる。可能であれば販売店に試着条件を問い合わせ、使用中の装備を持参するとよい。
また、ずれが気になるからといってストラップを強く締め続けるのは避けたい。PODの装着案内は締め過ぎやストラップの交差を避けるよう注意し、痛みや不快感が出る場合は使用を中止して医療者に相談するよう求めている。フィットに不安があれば、まずサイズと位置、パッド、ストラップの調整を販売店と確認しよう。
装着時の注意事項:POD Active「Fitting and Adjustment」
洗浄・補修まで含めて使い続けるために
メーカーの一般的なメンテナンス案内は、走行後の点検、水やぬるま湯による洗浄、自然乾燥を基本としている。高圧洗浄機や乾燥機は使わず、機能や仕上げに影響する洗剤・薬品も避けるよう求めている。
ただし、旧モデルを含む共通案内を新型の全構成部品にそのまま当てはめないこと。K4 3.0にはフレームへ接着されたライナーがあるため、清掃のために無理に剥がすのではなく、取り外し可能な部品と清掃方法をK4 3.0の説明書で確認したい。
国内製品ページにはK4 3.0用のヒンジリビルドセット、ストラップ、ヒンジインサートなどの関連部品も掲載されている。交換が必要な場合は、本体の世代・サイズ・左右と、交換部品の適合を照合することが先決だ。掲載があることだけで、すべての部品がその場で購入できるとは限らない。
参考:POD Activeのメンテナンス案内/国内製品ページの関連部品
K4 3.0を検討するときに押さえたいこと
K4 3.0は、動きを支えるヒンジと、脚への収まりをつくるカフ・ライナー・パッドの両方を確認したい新型ニーブレースだ。カタログ上の新機構だけで購入を決めるより、適正サイズで装着した状態を確かめることが重要になる。
- 国内価格は左右セットの定価で比較する。成人用101,200円、ユース用77,000円はいずれも税込。
- YOUTHと3X+はステルスグレーのみ。フルーロは初回入荷限定カラーとして案内されている。
- 10月16日はRIDE-HACKの掲載日。号外の発売案内は「近日発売予定」で、入荷時期・在庫は販売店へ確認する。
- 採寸・試着に加え、使用中のパンツやブーツとの組み合わせも確認する。
- 装着・調整・清掃にはK4 3.0用の説明書を使い、旧モデルとの部品互換性を推測しない。
価格・仕様・掲載内容は2026年10月19日の確認時点。海外での医療機器登録や保険に関する案内は、日本国内での承認・保険適用を示すものとしては扱っていない。最新の国内販売情報はダートフリークおよび取扱店で確認してほしい。
発表資料:RIDE-HACK掲載記事(2026年10月16日)/DFアレコレ号外PDF(2026年10月15日付)/ダートフリークの商品ページ公開・更新案内(2026年10月15日)











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