安全に乗りたい、でもカッコ悪いのもイヤだ。そんなわがままライダーの理想的な胸部プロテクター、DFGルーストガードが発売されました!
DFG
ルーストガード
¥16,500
レースでも公道でも、安全確保
数年前までモトクロスのプロライダーは上半身にプロテクターを付けていないことが多かった(インナーシャツ+ジャージ)のですが、2022年からAMAでは胸部のプロテクターが義務化されています。それに呼応するかのように、多くのオフロードバイク競技で胸部プロテクターが急速に普及しています。また、警視庁では二輪車の死傷事故で胸部の損傷が頭部に次いで多いことから、胸部プロテクターの装着を強く推奨しており、近年のオンロードバイクのウエアには必ずといっていいほど胸部プロテクターを取り付けられるようになっています。つまり、オートバイ業界全体で胸部プロテクター装着の機運は非常に高まっているのです。
ジャンプをすることもあるオフロードの場合、着地に失敗してハンドルが胸部に刺さってしまうような痛ましい事故も起きています。そもそも、オフロードでは胸を打ち付けやすいことが昔から知られていたため、ハンドルバーにはライダーの胸部保護のためバーパッドが装着されています。また、背中から落ちるような転倒をする際にも、チェストガードをしていることで軽傷で済む場合もあります。激しいスポーツなので、アクティブセーフティとパッシブセーフティのバランスをとることが大事なのですが、DFGのルーストガードならライダーの動きを妨げることもありません。
また、名前の通り、ルーストガードは前走車が跳ね上げたルーストから胸部を守ってくれるガードでもあります。自然のコースを使うクロスカントリーなどでは、前のバイクのリアタイヤから大きな石が飛んでくることも日常茶飯事です。手はハンドガードで、上半身はルーストガードでしっかりカバーしておけば、レースで痛い思いをしないで済みますよ!
胸部プロテクターをアウターで着るスタイルがじわじわきてる
昔からのオフロードバイクファンにとっては、この手の樹脂製ガードをジャージの外に装着するのがアメリカンな着こなし。FOXやUFO製の派手なガードこそモトクロスっぽい装備でおしゃれでしたが、次第にガードを透明樹脂にして目立たなくしたり、あるいはそもそもガードを装着しないで走ることが一般的になっていきました。素材の進化もあって、スポンジを仕込んだインナーなどで代用するなど、だんだんとプロテクション能力は無くなっていったのです。コース整備が行き届いていない90年代は、モトクロスであっても石が飛んでくることが多く、“ルーストガード”がないと痛い目にあうという事情もあったにも関わらず、そうなっていった背景にはルックス重視の傾向があったことも否めないでしょう。
ここ10年ほどは特にぴったりしたウエアがブームで、樹脂製のプロテクターを付けるライダーはなかなかいませんでしたが、開発に関わった道脇白龍選手によれば「アメリカではルーストガードをアウターに装着するトップチームのライダーも現れ始めていて、じわじわブームになりつつあるとと思います」とのこと。トレンドは繰り返す、というのは本当のようですね。
インナー?アウター??ドッチが良い??
DFGルーストガードはインナー・アウターどちらの着こなしにも対応する使い勝手のいいプロテクター。それでは実際に見てみましょう。
モデルは身長180cm・体重70kgの筆者。身体作りをしていたのに最近さぼり気味でぽっこり出てきたお腹が気になる43歳です(写真は腹筋に力を入れて撮りました)。まずは、まだまだメジャーなインナー使いのパターンです。お腹は出ているけれど、プロテクターの凸凹はあまり気になりませんね。DFGワークスジャージはSサイズ、プロテクターを入れることでサイズアップする必要も無さそうです。ショルダー、ウエストに調整可能なベルトがあるため身体にぴったりフィットさせることが出来ました。胸部プロテクター装着が義務化されていることから、ぴったりしたウエアのインナーとして使っても形が分かりにくいプロテクターが好まれる傾向にあります。
アウターに使うとこんな感じです。スタイリッシュなので、インナー、アウターどちらで使うか悩みどころ。道脇選手によれば「アウターとして使う場合は、ジャージの下にインナーを着込まなくていいので風通しがよく涼しいんですよ。レースではインナーでジャージを露出して、練習ではアウターを使うIAライダーが増えてきています。
最初にテストしたものの出来がよくて大きく変更する部分がなかったほどです。肩パッドは取り外しできるようにしたり、できるだけスポーツに特化したシンプルなものにするよう心がけました。僕はこのルーストガードを使うときはアウターとして使っています。アウターって水で洗ってすぐに片付けることができるので、そういう手軽さもいいですよね」とのこと。
昨今、見なおされつつあるアウター使いのガード。ベテランの方も、ビギナーの方も一度試してみてはいかがでしょうか。
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