J-GP3クラス
尾野弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)が優勝でチャンピオン防衛
尾野弘樹選手(P.MU 7C GALESPEED)が優勝で4連覇を達成した。
13周で争われたレースは、レース前半から尾野選手、若松怜選手(JAPAN POST docomo business TP)、高杉奈緒子選手(TEAM NAOKO KTM)の3人が抜け出して激しいトップ争いを展開。
#1 尾野選手、#3 若松選手、#5 高杉選手によるトップ争い
この3者によるバトルは最終ラップまで続いたが、最終シケインで若松選手がコースアウト。転倒を免れた若松選手はそのままコースに戻ったが、そこで高杉選手と接触。これで高杉選手は2位の座を逃してしまった。
レースは尾野選手が制して4連覇を達成。2番手でチェッカーを受けた若松選手だったがショートカットにより30秒加算のペナルティとなり11位。代わって木内尚汰選手(Team Plusone)が2位、レース中にファステストラップを記録した岡崎静夏選手(JAPAN POST HondaDream TP)が3位となり、初めて表彰台に上がった。高杉選手は4位でレースを終えることになった。
1位:尾野 弘樹 選手〈P. MU 7C GALESPEED〉、2位:木内 尚汰 選手〈Team Plusone〉、3位:岡崎 静夏 選手〈JAPAN POST HondaDream TP〉
尾野選手は4年連続の年間チャンピオンを獲得
ST1000クラス
新チャンピオン國井勇輝選手(SDG Team HARC-PRO.)が今季5勝目
レース前半は羽田太河選手(Astemo HondaDreamSIRacing)、國峰啄磨選手(TOHO Racing)、國井勇輝選手(SDG Team HARC-PRO.)、荒川晃大選手(MOTOBUM HONDA)、岩戸亮介選手(Kawasaki Plaza Racing Team)らがトップグルーブを形成したが、9周目に国峰選手が転倒して戦列を離れると、その後は國井選手と羽田選手のマッチレースとなった。そして最終ラップにファステストラップ2分08秒812を記録した國井選手が、羽田選手を抑えて今季5勝目をマークした。
#47 羽田選手、#3 国峰選手、#10 國井選手らによるトップ争い
1位:國井 勇輝 選手〈SDG Team HARC-PRO.〉、2位:羽田 太河 選手〈Astemo HondaDream SI Racing〉、3位:岩戸 亮介 選手〈Kawasaki Plaza Racing Team〉
年間チャンピオンを獲得した國井選手
JSB1000クラス
新チャンピオン岡本裕生選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM2)誕生。レースは水野涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA)が連勝
16周で争われたレース2。ホールショットを決めたのはポールシッター岡本裕生選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM2)で、中須賀克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰選手(Astemo HondaDreamSIRacing)、水野涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA)らが続く。
そしてレース序盤からこの4人がトップグループを形成するが、レース中盤では岡本選手と水野選手が抜け出していく。
#2 岡本選手、#3 水野選手、#1 中須賀選手、#32 野左根選手によるトップグループ
11周目に入ったところで転倒者の救済作業のためにセーフティカーが介入してライダーは隊列走行となり、岡本選手が築いた後方とのアドバンテージは無くなってしまう。
残り3周となったところでセーフティカーが解除され、水野選手、岡本選手、中須賀選手、野左根選手が激しい1コーナーへの進入争いを展開。そしてここで中須賀選手が転倒してしまい、その後は水野選手、岡本選手、野左根選手の優勝争いが加熱していく。
結果、0.251秒差で野左根選手を抑えた水野選手が優勝。岡本選手は2位の野左根選手に0.323秒差の3位となった。そしてこの岡本選手が2024年のチャンピオンとなった。
決勝レース2優勝の水野選手
2024年チャンピオンを獲得した岡本選手
1位:水野 涼 選手〈DUCATI Team KAGAYAMA〉、2位:野左根 航汰 選手〈Astemo HondaDream SI Racing〉、3位:岡本 裕生 選手〈YAMAHA FACTORY RACING TEAM2〉
ST600クラス
伊達悠太選手(AKENO SPEED・MAVERICK)がST600クラスで初優勝
13周で争われたレースでホールショットを決めたのはポールシッターの長尾健吾選手(TEAMKENKEN Ytch)で、伊達悠太選手(AKENO SPEED・MAVERICK)、松岡玲選手(ITO RACING BORG CUSTOM)、中山耀介選手(ITORACING SHOTA BORG CUSTOM)が続く。
#6 伊達悠太選手、#12 松岡玲選手、#7 鈴木光来選手らによるトップ争い
その後、鈴木光来選手(MOTO BUM HONDA)、藤田哲弥選手(TN45withMotoUPRacing)がトップグループに加わってレース終盤を迎えるが、伊達選手と鈴木選手が激しく競り合った末に、伊達選手がST600クラスで初優勝を達成。鈴木選手は0.484秒及ばずに2位。3位には長尾選手が入った。
1位:伊達 悠太 選手〈AKENO SPEED・MAVERICK〉、2位:鈴木 光来 選手〈MOTO BUM HONDA〉、3位:長尾 健吾 選手〈TEAMKENKEN Ytch〉
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