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キリ番シリアル RCM-700(その1)

こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。

サンクチュアリーのコンプリートマシン RCM。

我が愛機 RCM-001の存在をRCMの創生期車とするなら、1999年の
外装カラーリングをパールホワイトにした この仕様こそが正に原点・・・

あまりに旧い(25年前)で、今見ると各部が滑稽で実にお恥ずかしい部分が
目につく(ヘッドから生えてるオイルラインなど、ごめんなさい級)(^ ^;)タハ~

そんな若気の至りだらけだったZ1-Rでしたが、その後15年以上の時を経て
我が愛機は大きな進化を果たし・・・

オリジナルフレームRCM USA A16R-001として新生を果たしました。

この起源たる001を含め、これまでの24年間で製作されたRCMの数は
海外に輸出されたRCMも合わせ650台を超える所まで来ており、気付けば
(四半世紀も造り続けたんだなぁ・・・)と、感無量に浸っております。

そんなサンクチュアリーのRCM。

今回は数多のRCMの中でも節目となるシリアルナンバー、キリ番のマシンを
ご紹介しましょう。

RCM-001から数えて記念すべき100台目となった、RCM-100・・・

そこから始まり、今まで述べ6台のキリ番シリアル車が輩出されて来ました。

そして

そうです、早くも7台目となるRCM-700の製作が始まったんです。

この初回(その1)は気合が入っており 最後にYoutube動画もついてますから
ぜひ見て頂けたらと思います <(_ _)>

それでは キリ番シリアル、RCM-700 Z1000MK-Ⅱ (その1)です!

いつものようにレーザー測定とストレッチを経て、これより強化シャシーへと
モディファイされる MK-Ⅱのフレーム。

東京都在住のS・Mさんからオーダーを頂きましたZ1000MK-Ⅱでしたが
実はRCM-632 Z900RSのオーナーさんでもあります。

この2台目となるMK-Ⅱの仕様が あまりにも凄まじく「これはキリ番だ」と
思わず口走った所から始まりました。

動画の方でも詳しく紹介していますが、補強材はSTKM13Cを用います。

カチンカチンに硬い材質ではなく、ある程度の強さを持ちながらも靭性があり
曲げ加工性も良く、かつ 溶接後の定着性も良いのがSTKC13Cです。

これはRCM A16のオリジナルフレームにも使用されている材料ですね。

フレーム側に治具をかましてから、補強材を溶接して行きます。

溶接後の縮み・収縮と言うのは予想以上に大きなもので、治具無しで溶接を
するとフレーム寸法は必ず変わってしまいますから、絶対に必要なんです。

ブログ上で既にご紹介済みの新型レイダウン治具。

リアサスのレイダウンも、専用治具なくして加工できるものではありません。

何もないシートレール部に、新しくサスマウントを左右きっちり揃えて造る。

仮に下穴をまぁまぁ同じ位置に開けられたとしても、治具で固定をせずに
溶接すれば ”縮み・収縮” で引っ張られてサスマウント自体が傾くのは確実。

レイダウンは感覚で出来るほど簡単ではないんです・・・ (;^ ^A

この治具を駆使したそのアクションは、ぜひ動画で見て頂ければと思います。

ピシッときれいに仕上げられた、ドライブチェーン軌道のインライン処理。

空冷Z系に180、あるいは190のリアタイヤを履かせるなら、これもまた
必須の科目。

21mm以上のオフセットスプロケットを用いてチェーンラインをオフセット
させるとチェーンはフレームの左内側に干渉する為、それを逃がす為の加工が
必要なんです。

これまでRCMだけに限らず、何百台と言うZ系フレームにインライン処理を
施して来ましたが、ここでも治具を用いる事はもちろん、施工者の加工をした
経験値も重要だと言えます。

フレームが完成しました。

溶接による変形の影響は皆無で、とても良い精度での仕上がりです (^^)

この後はパウダーコーティング工程へ。

いつもRCMのフレームを塗装してくれてる 優れた技術を持った専門業者の
元で上手にコーティングされます。

全てのRCMに必ず付帯される RCMの証明シリアルナンバープレートと
それと同規格で一対のオーナーズアイテム シリアルナンバーキーホルダー。

既にオーナーであるS・Mさんの物としてキープしました!

キリ番シリアル RCM-700 Z1000MK-Ⅱ

来年春の完成目指して急ピッチで進めて行きますので、乞うご期待下さい!

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この記事を書いた人

RCM(リアル・コンプリート・マシン)製作、Z1、Z2、Ninja(ニンジャ)、Katana(カタナ)等のカスタム専門ショップ。

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