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「これは、ずっと俺が着たかったウエアデザイン」BPM金澤巨樹氏がDFGとのコラボに秘める思い

軽い着心地と動きやすさで好評をいただいているDFGの新オフロードウエア「WORX」ライン。このWORXシリーズは、世界的なヘルメットペインターでありデザイナーのBPMとコラボレーションしたモデルもラインナップしています

WORXウエア BPMニューエイジ。馬場兄弟がカラーリングをチョイスしたことから名付けられたモデル

DFG
ワークスジャージ/パンツ BPM ニューエイジ
¥9,900/¥29,700(税込み)

DFG
ワークスジャージ/パンツ BPM トゥイーク
¥9,900/¥29,700(税込み)

目次

日本のFMXシーンを立ち上げた一人、金澤“NOOKEY”巨樹氏

海外にもオフロードヘルメットをペイントするデザイナーは存在しますが、日本ほどクオリティや数で勝る国も無いでしょう。全日本モトクロス選手権を走るIAライダーのほとんどが、ヘルメットペインターが一つずつ丁寧に塗ったオリジナルグラフィックのヘルメットを着用しています。これは、本場アメリカのAMAですら、なかなか見られない光景です。

BPM金澤巨樹氏

そのペインターの中でも一際輝いているのが、BPMの“NOOKEY”こと金澤巨樹(かなざわなおき)氏。XGAMESやレッドブルXファイターズで幾度も優勝をものにしている世界的FMXライダー東野貴之のヘルメットやウエアのグラフィックデザインを担当しており、日本だけでなく海外からもひっきりなしにオーダーが来る超一流のペインターです。もともと金澤氏はモトクロスライダーでした。

「北海道の中標津町っていう田舎町で生まれたんですが、オヤジがモトクロスをやっていたしバイク屋だったからバイクはいつも自然に自分の周りにありました。5歳くらいから乗ってたのかな? 一時期BMXをやってたこともあるんだけど、やっぱりモトクロスのほうがいいやって戻ってきちゃった。モトクロスが盛り上がってた時期なのに、地方だったからあんまり乗ってるやつもいなくてね、レースっていうか仲間内5〜10人くらいで乗ってる感じだったな。

そのうち大きくなったら全日本を追い始めたんだけど、なんせ中標津だから大変だったね。千歳に出るまでに車で5時間でしょ、そこからフェリーに乗って日本中へ遠征するわけさ。一人でバンに125ccと250ccのバイク積んでいってね。当時は125ccと250ccクラス両方出なきゃいけなかったからね。雨が降ったら自分でタイヤ交換しなきゃなんないし大変だったけど、そうまでしてもIAになりたいっていう子供からの夢があったんだ。ジャンプが得意だったから、神宮球場とかでやってたジャパンスーパークロスに出るのに憧れて、それで出場権のあるIAを目指してたんだよ。あの頃はやっぱり最高だったよ。

そのうちにアメリカでフリースタイルモトクロスが始まって、親友の佐藤英吾と一緒にあれ日本でできたらいいよなってよく話してたんだ。そうしたら、いつしか英吾がいきなりランプを作りだしてさ、設計図も何もないのに飛ぶ角度は45度くらいだとか言いながら。ある日、全日本モトクロスのSUGO大会に行ってみたら、英吾が休み時間にデモで飛んでるの。うわ、やばい、これ絶対飛びたい! って思ったんだよね。とにかくそれ見せつけられてから俺は地元でランプ作ったんだよ。見よう見まねで。それでモトクロスをやめて、フリースタイルにのめり込んで行っちゃったんだ。英吾がランプ作ったのがきっかけだったね、もうレースなんかやってらんないっしょ」

MX-VIRUS加賀真一、2014 X-FIGHTERSより

この日本のフリースタイルモトクロス黎明期を作り上げた彼らのチームこそが、伝説のMX-VIRUSです。世界でもバックフリップをいち早くメイクし始めたり、フリースタイルモトクロスを各地で興業化したり、世界的なイベントであるレッドブルXファイターズの日本開催の大きな要因となったりと、その成功例は枚挙にいとまがありません。

佐藤英吾「俺はバイクで世界に行くから、お前はデザインで俺をカッコつけてくれ」

そんな金澤氏のペインターキャリアは、モトクロスのキャリアと並行して育っていきました。
「小1〜2年生の頃だったかな、オヤジにヘルメットを塗ってもらってたんだけど気に食わないところがあって塗り直してくれって何度も頼んでた。この角度がちょっと違うんだ、なんて細かいオーダーをしてたら、そんなもん知らないよ自分で塗れよって言いだしたのが始まりだよ。ちょっと前にオヤジとその頃の話をしたんだけど、昔からグラフィックに関する感覚が人よりも細かかったみたいだね。こだわりが強かったんだ。

高校生の時にバイトしたいけどバイクにも乗りたかったんだ。バイトしたら日曜日に仕事しなくちゃいけないからさ、とりあえずヘルメット塗って小遣い稼ごうかって思って、まわりのライダーに声かけ始めたんだ。最初はオヤジのバイク屋のお客さんとかね、1個1万5000円とかで塗ってて、5個も仕事が入ったら嬉しくてイエーイって思ったよ。グラフィックデザインもできたからデカールやロゴも作ったりしてきた。

BPMって名乗るきっかけは英吾だった。ちょうど英吾がレッドブルXファイターズに挑戦する時、バックフリップが流行った頃かな、俺の子供が生まれてあんまり外に出れなくなったんだよ。一人目の子供だったし、奥さんと子供だけ勝手に置いていきたくなかったから、英吾に相談したんだ。そしたら『俺がフリースタイルモトクロスで世界で有名になるから、お前はデザインで俺のカッコつけてくれ。俺はそれを世界で広めるよ。世界に広まるデザインを作ってよ』って言ってくれて、俺も気持ちが少しシフトしたんだよ。日本人はカッコイイよなって言わせようぜって思ったんだ。英吾は6歳くらい下だったんだけど、対等に話ができる親友だった」

世界的なペインターとして名を馳せるようになったきっかけは、東野貴之選手のペイントを手がけたことでした。元々金澤氏がフリースタイルモトクロスのライダーとして活動していた頃に、当時16歳くらいの東野選手と出会っていたそうです。「衝撃的な出会いだったよ。大阪のデモの前に練習してたんだけど、超上手いガキがいたんだ。それが東野だった。自分が塗ったヘルメットをかぶった東野がアメリカで活躍するようになってから世界からオーダーが来るようになってね、一番びっくりしたのはMXGPのジェレミー・シーワーだったな。インスタグラムのDMから本人から問い合わせが来たんだよ。

ジェイ・ウィルソンのヘルメットも今年から塗らせてもらってるんだけど、これはIA2のチャンピオンを獲った時にジェイの弟からペイントヘルメットをプレゼントしたいってオーダーされてからの関係なんだ」

ジェイ・ウィルソンお気に入りのポイントは、奥さんミスティ、娘さんポピーの名前がはいっているところ。「他にもいろんなメッセージが隠されていて、おもしろいよね!」と興奮気味

DFGのコラボモデルは昔から頭の中にあった、自分が着たかったデザイン

ダートフリークと金澤氏との関係は、まだ社会的にフリースタイルモトクロスが認められていなかった黎明期に遡ります。「あの頃の俺たちがやりたかったことを理解してくれてサポートしてくれたのは、ダートフリークなんだよ。だから、俺は昔からダートフリークに恩義があったんだ」当時のダートフリークは、MX-VIRUSとのコラボレーション商品を数多くラインアップしており、カタログにも数ページMX-VIRUSロゴが続くほどでした。もちろん、今も彼らの活動をバックアップし続けています。

BPMとDFGがコラボレーションしたきっかけは、オーストラリアからの引き抜きでした。「ある日、オーストラリアの新興ブランドから声がかかって、ウエアとかロゴとかデザインを全面的に依頼されたんだよ。BPMは自分が着たい、被りたいデザインを作るっていうこだわりがあってね、それを実現するためのいいチャンスだと感じたね。でもダートフリークへの長年の恩があったから、とりあえず相談しに行ったんだ。自分は51歳だし、もうそんなこと言っても相手にされないだろうと思ってたし、首を切られる覚悟で相談したんだよ。そしたら『DFGでそれやったらいいんじゃない?』って言われたんだよ。そうかその手があったすね! って意気投合したんだ。本心ではずっとダートフリークと繋がっていたいと思っていて、時期がちょうどはまった感じだった。

金澤氏がずっとやりたかったデザインを反映させたモデル、トゥイーク

コラボモデルの黒いウエアは、昔から自分が温めてたデザインなんだよ。東野のウエアもデザインしてて年に10パターンくらい送ってるんだけど、ヤツの好みとは違うと思ってたから実現できなかったデザインなんだ。トゥイークってモデル名になってるでしょ、これはスノーボードの“ひねり”のこと。俺はモトクロスだけやってたら苦痛になっちゃうし、冬はスノーボードやってて、グラフィックのインスピレーションや俺の活動はスノーボードから得ることも多いんだよ」

世界的なライダーやチームと仕事をしてきた金澤氏が、自身を表現するための場として選んだDFG。すでに馬場大貴・亮太兄弟らをはじめとしてトップライダーがBPMコラボモデルに身を包んで活躍しています。コラボモデルのレッド/ブルーのモデルは馬場兄弟がセレクトしたカラーリングなので“ニューエイジ”というモデル名なのだそう。幅広い年齢層、ジャンルに支持され続けているBPMデザイン、その人気の理由は金澤氏の生き様がベースになっているからなのかもしれません。

DFG ACEヘルメットに試作されているBPMコラボヘルメットデカール。
ユーザーが塗り絵できるように、モノクロデザインにしたグローブ

DFG
ソリッドグローブBPM
¥4,950(税込み)

今季は積極的にBPMモデルを着用する馬場亮太
ダートフリーク石田社長もお気に入り!

ついに発売開始!DBPコラボ ヘルメットデカール!

BPMホワイトとBPMブラックの2カラー!

DFシャチョーでお馴染みのBPMデカールACEヘルメット。
ついにヘルメットデカールが販売開始!JNCC第6戦 御嶽 マイアスキーリゾートにて実物販売開始!

DFG
ヘルメットデカール BPMホワイト
¥10,450(税込み)

ヘルメットデカール BPMブラック
¥10,450(税込み)

ダートバイクプラス専売で、なんと!ネーム入りのデカールも販売!ぜひぜひ、お近くのDBPへ!!
ダートバイクプラス HP

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