最近のバイクブームで、人気のバイクは納車までかなりの時間がかかっているそうですね。ところで、今のバイクブームは何回目か知ってますか? バイク黄金時代といわれた1980年代のレーサーレプリカブームやネイキッドブームなどを知らないライダーも多いことでしょう。
そこで今回は、バイク歴40年の筆者が、若い頃に体験した1980年代から今に至るまでのバイクブームについて、順を追って解説します。昔のバイクブームを知らない若いライダーにも役立つ情報が盛りだくさんです。1980年代の旧車などを検討している方に読んでいただきたい情報も集めました。
これまでのバイクブームの概要やバイク画像も載せてますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
1980〜1999年にかけてのバイクブーム
1980年代は空前のバイクブームで、のちに「バイク黄金時代」とも呼ばれる時代です。技術の進歩やバブル景気に支えられて、ハイテク搭載の素晴らしいバイクがたくさん世に出てきました。
レーサーレプリカブーム(1980年代)
1980年代に大流行したバイクのカテゴリーが「レーサーレプリカ」です。カウリングをまとい、保安部品を外すだけでレースに出場できそうなバイクが大人気でした。バイクブームを背景に、レースを題材にした映画「汚れた英雄」が封切られたのもこの時代です。
- RZV500R(ヤマハ)
- RG250ガンマ(スズキ)
ヤマハのRZV500Rは2ストロークV型4気筒500ccエンジンを搭載したバイクで、レースで培われた技術をおしみなくフィードバックした名機です。
スズキのRG250ガンマも、レースからのフィードバックが多く採用されていました。市販車として初のアルミフレームやアンチノーズダイブなどを装備し、大人気でした。
ブームを盛り上げたバイク漫画
1980〜1990年代にはバイクブームを盛り上げた漫画もたくさんありました。そしてストーリーに登場するバイクたちも超人気だったのです。
- バリバリ伝説 CB750F(ホンダ)、カタナ750(スズキ)
- ふたり鷹 Z400FX
中でも「バリバリ伝説」と「ふたり鷹」は週刊少年誌に連載され、当時のライダーに大人気でした。筆者も1980年代に、この2本の漫画を愛読していたライダーのひとりです。バリバリ伝説(通称バリ伝)に影響された筆者は、峠道をコーナーリング中に「かめッ」と叫んでいました(笑)
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