BMWモトラッドによれば同社が定義するTOURING ENDURO2022年の世界のマーケットは、R1250GS/アドベンチャーが60%のシェアを持つ。その圧倒的なマーケットリーダーが、このたび10年の時を経てフルモデルチェンジ。新生ゲレンデシュポルト、R1300GSの実力はいかに
PHOTO/井上演
RIDER/和泉拓
![画像1: 「R1300GSはオートバイ界のiPhoneだ」発売したばかりの王者を斬る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783375/rc/2023/11/26/cd5464369bc7cc761e34b289fe76056766d5f1f8_xlarge.jpg)
BMW
R1300GS
¥2,843,000〜
※写真はR1300GSツーリング
https://www.bmw-motorrad.jp/ja/models/adventure/r1300gs.html
目次
巨人、和泉拓語る。「GSはiPhoneのようなもの」
2000年台初期にアスファルトダンサーというチームで当時非常に珍しかったエクストリームバイク(リッターオーバーのロードバイクでスタントをするスポーツ)に取り組んでいた和泉拓は、その頃の経験や身長186cmの巨躯を活かして今もビッグバイクのテクニシャンとして名を馳せている。彼の愛車はカスタムしたヤマハのテネレ700で、自ら「セロー700」と名付けては各地のハードエンデューロに参戦、走破している。もちろん和泉はそのような極端なバイクライフだけではなく、ツーリングスキルもとても高い。ヤマハ以外のアドベンチャーバイクへの造詣も深く、他メーカーのバイクを所有して乗り継いできた。GSシリーズもR1200GSを所有していた経験がある。そんなアドベンチャーバイクのすべてを知り尽くした和泉は「GSのイデオロギーまで理解できているとは思っていませんが、GSはiPhoneのようなものです」と言う。どういうことなのか。
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