バイクミラーの車検基準

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後方の確認に必要なバックミラーは、取り付けてあればOKという訳ではなく、安全性にも関わることから、厳密な基準が設けられています。
社外製品も数多く出揃っているバイクミラーですが、特に車検が必要なバイク(排気量が250ccを超えるバイク)は、交換の前に車検に以下に適合するのか確認のうえ、交換しましょう。
ミラーの数と装着義務
排気量が50ccを超えるバイクのミラーは、左右両方に1つずつ必須で、どちらか1つしかない場合は違法として車検に通らず、警察による取り締まりの対象にもなります。
50cc以下は右側だけでも可能ですが、左後方の確認が目視のみとなるため、安全面から両側の装着が推奨です。
法定車速が50km/hを超えるバイクは、左右両側にミラーの装着が義務付けられており、片方だけの装着だと保安基準違反となり、警察官による取り締まりの対象になります。(違反加点1点、反則金6,000円)
ミラー鏡面の面積・サイズ
ミラーの鏡面は面積やサイズなどが細かく決まっており、以下の範囲になっていないと保安基準違反となる可能性があります。
- 面積は69cm²以上必要
- 円形のミラーは直径が、94~150mmの範囲
- 非円形(角形など)は、120×200mm未満で直径78mm円が収まる形状
純正品(新車時に装着されているバイクミラー)は車検に適合していますが、純正以外のミラーに交換する場合は、以上の基準を満たす必要があります。
円形ではないミラーの場合、直径78mmの円が収まる必要がある上、大きさにも基準があるので注意しましょう。
取り付け位置と構造
バイクミラーは取り付け位置も決まっており、ハンドルの中心点より280mm以上外側に設置する必要があります。
そのため、バーエンドに装着する「バーエンドミラー」でも問題ありませんが、衝撃を緩衝する構造で、歩行者の保護に配慮したものでないと保安基準違反です。
また、後方視界確保のため、角度などの調整が可能で、鏡面にひび割れや曇り、ひずみなどがない状態である必要もあります。
年式による基準の違い
バイクの製造年によってもミラーの基準が異なり、2007年以降のモデルは以下の基準を満たす必要があります。
- 面積は69cm²以上必要
- 円形のミラーは直径が、94~150mmの範囲
- 非円形は、120×200mm未満で直径78mm円が収まる形状
2006年(平成18年)12月31日以前に製造されたバイクは、鏡面サイズ(面積や円形の場合は直径)の規定がないため、面積サイズの基準を満たす必要はありません。
旧車と呼ばれる年式の古いバイクは、基準を満たしていなくても特例で車検に通る必要がありますが、溶接などでミラーを固定していると不適合となります。
違反時のリスク
適合しないバイクミラーを装着していた場合、車検に不合格となりミラーを交換するなりして再車検を受ける手間が増えます。
保安基準違反や、整備不良による取り締まりの対象となるリスクもあり、反則金(二輪車で6,000円)や違反加点1点となる可能性が高いです。
また、悪質な改造として違法改造が認められた場合は、最悪の場合裁判所による刑罰(懲役や罰金)が言い渡され、前科が付くリスクもあります。(裁判所により刑罰が確定したら前科)
車検に落ちてしまうバイクミラーの特徴

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車検に落ちてしまうバイクミラーには、以下のような特徴があります。
- 装着数・位置が不適合
- 視認性が確保できない
- 構造・安全性に問題がある
- 年式に合わない基準違反
バイクミラーを社外品に交換している人など、車検に通るか不安な人はこれらの特徴に合致していないか、確認してみてください。
装着数・位置が不適合
バイクミラーは50ccを超えると左右両側に1つずつ必要で、装着数が足りていないと保安基準違反として車検に落ちてしまいます。
また、ハンドルの中心から280mm以上外側に離れた位置に、ミラーが設置されていなければならず、簡単に動いたり緩んだりする場合も車検に通りません。
ミラーの数は足りているのか、設置位置はハンドルの中心から280mm以上離れているかに加え、簡単にミラーが動いたり緩んだりしないかを、チェックしてみてください。
視認性が確保できない
ミラーの鏡面が極端に小さく、後方視界が十分に取れない場合も、ミラーの保安基準違反として車検に落とされます。
鏡面に歪みや変色、曇りがあったり傷や割れがあったりして、像が正しく映らない場合も車検に落とされる可能性が高いです。
広角すぎるミラー(極端な曲面や小型カスタムミラー)で、後方の距離感がつかみにくい場合も不合格の例があるため、不安な場合は純正ミラーに戻して車検を受けましょう。
構造・安全性に問題がある
バイクミラーは接触した際に、衝撃を緩衝(和らげる)する「衝撃緩和装置」構造になっていることが必須で、歩行者と接触した場合に危険を与える形状になっているものは、車検に落とされます。
衝撃を緩和する構造になっている上、角度や方向などの調整機能がない固定型のミラーも規定違反です。
また、ミラー自体を溶接などで固定してしまうのもNGで、安全基準を満たさないDIY的な取り付けも車検に落とされるので注意しましょう。
衝撃緩和装置とは
衝撃緩和装置とは、事故などでミラーに衝撃が加わると衝撃を和らげる装置のことで、一般的にミラーと車体をつなぐアダプターがその役割を果たしています。
ライダーへの衝撃を和らげる目的で、2007年以降に生産されるバイクには、衝撃緩和装置の装着が義務付けられており、守られていないと保安基準違反です。
ほかにも歩行者にミラーが接触してしまった場合や、事故などで転倒してミラーが地面に接触する際、衝撃緩和装置によって歩行者へのダメージや、ミラーの破損などの被害を抑えてくれます。
年式に合わない基準違反
2007年以降のモデルは、以下のミラーのサイズや面積基準を満たしていない場合も、車検に落とされます。
- 面積は69cm²以上必要
- 円形のミラーは直径が、94~150mmの範囲
- 非円形は、120×200mm未満で直径78mm円が収まる形状
2006年以前のモデルは、面積基準を満たしていなくても車検に通りますが、古い車両でも鏡の「視認性」や、「取り付けの堅牢性」が不十分だと不合格になるので注意が必要です。
その他落ちやすい例
バーエンドミラー(ハンドルの先端:バーエンド部に装着するミラー)で、外側への張り出しが不足していたり、視認性の確保が不十分だったりする場合、落ちるケースがあります。
極端に小型のカスタムミラーは、おしゃれでも保安基準不適合で不合格になりやすいので、サイズ基準を満たしたミラーを選びましょう。
社外製品で「車検対応」と記載がないものや、サイズ・構造が微妙に基準外でも、車検に落ちる可能性が高いです。
バイクミラーを車検に通すための対処方法

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数多くの社外ミラー(純正品以外のミラー)が発売されており、カスタムも簡単なミラー交換ですが、サイズ基準を満たしていないなど、規定に反するものは車検に落とされます。
ミラーが車検に通るのか不安な人は、以下の方法を試してみてください。














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