バイクミラーの正しい調整手順

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A4-6241835/
安全運転にも関わり、後方確認するためのバックミラーですが、後方視野が合っていない場合は見えやすい位置に調整が必要です。
バイクのバックミラーの正しい調整手順は以下のようになっています。
- バイクにまたがって、走行姿勢をとる
- ミラーの位置を調整する
- 微調整する
手順を詳しく解説していきます。
① バイクにまたがって、走行姿勢をとる
まずはバイクにまたがって車体を水平に起こし、ハンドルを真っ直ぐにして走行しているときの状態にしてから、バックミラーの調整を行います。
このとき、猫背や極端に前傾などの姿勢で調整すると実走時にズレますので、必ず普段の乗車姿勢をとった上で調整を行いましょう。
普段の乗車姿勢でバイクにまたがったら、左右のミラー調整に入ります。
② ミラーの位置を調整する
バイクのバックミラーは上下左右に加え、斜め方向にも調整ができ、人によって見やすい位置や角度がありますが、基本的には以下のように調整を行います。
| ミラー | 見える範囲(理想) |
| 左側 | 後方左の車線、左斜め後ろ、少し自分の左腕 |
| 右側 | 後方右の車線、右斜め後ろ、少し自分の右腕 |
後方の車線(自分の真後ろ)や斜め後ろが見える角度に合わせますが、自分の肩や腕がバックミラーの内側に少し(バックミラー全体の4分の1程度)映る程度が理想です。
バックミラーの形状(丸型、角形など)によって、若干見える上下の範囲が異なりますが、基本的にどんなバックミラーでも、後方の車線が見え自分の腕や肩が少し映る程度に調整を行います。
③ 微調整する
ざっくりとバックミラーの調整を行った後は、再びミラーで後方確認を行い、後方が広く見えるよう角度を上下左右に微調整します。
肩で視界が隠れている場合は、ミラーをやや外側へ向け、方や腕などがミラーに映っていない場合はやや内側に向けましょう。
注意点
バックミラーに自分の体が全く映らないようにすると、距離感や角度がつかみにくくなるため、ほんの少し(鏡面の4分の1程度に)自分の腕が映るようにしましょう。
両バックミラーともに真後ろだけを映している(左右の後方斜めが死角になる)のはNGで、走行時に振動で見えづらくなる角度もNGですが、ミラー越しで見える後方の距離感には慣れが必要なので、何度か乗って微調整するのがベストです。
走行中にバックミラーがズレてしまう場合は、ミラーのネジが緩んでいる可能性があるので、ネジが緩んでいるようなら増し締めを行いましょう。
ミラーがズレる・緩んでいる・見づらいときの調整方法

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/88-1953342/
走行していたらバックミラーがズレてきたり、緩んでしっかり固定されなかったり、調整を行っても見えづらかったりする場合、バックミラーを固定するネジなどが緩んでいる可能性が高いです。
バイクのバックミラーに起こる症状と原因、改善方法について解説していきますので、走行中にバックミラーがずれたり、調整がうまくいかったりする場合は参考にしてみてください。
①ミラーが走行中にズレる(動く)
バイクのバックミラーが走行中にズレてくる場合、ミラーアームの根元にある固定ナットやボルトが緩んでいる可能性が高いです。
固定ナットやボルトが緩んでくる原因は、経年劣化による消耗やガタツキ、走行時の振動の蓄積による緩みが考えられます。
振動の蓄積による緩みの場合は、固定ナットやボルトをスパナで増し締め(適正に締める)や、ネジロック剤(緩み止め剤)の塗布で解決しますが、必要に応じてワッシャーを追加すると、より緩みにくくなることも。
経年劣化により固定部品が消耗している場合は、新品への交換が必要です。(部品代:1,000円前後、工賃1,000円~)
② ミラーの角度調整がすぐにズレる・保持できない
バックミラーの角度を調整しても、軽く触るだけですぐにズレるなど、状態を保持できない場合は、可動部分に問題がある可能性が高いです。
ミラーのボールジョイント(可動部分)が緩んでいるのが原因で、内部の摩擦力が足りないために起こります。
ジョイント部分にラバーシートや滑り止め素材を挟めば改善するほか、パーツクリーナーなどで古いグリスを除去して、摩擦を高める方法もありますが、それでもダメならミラー自体の交換も検討しましょう。
③ ミラーが振動でブレて見づらい
エンジンをかけると、振動でバックミラーがブレて見づらい場合は、バイクの振動が直接バックミラーに伝わっています。
バックミラー本体が軽すぎるか、固定が甘い場合に起きる症状で、防振タイプのミラーに交換するか、ステー部分にラバーワッシャーや防振ゴムを挟むと改善可能です。
また、バックミラーが共振している場合は、長さやミラーの形状、タイプなど(ハンドルタイプ→バーハンドルタイプへなど)を変えてみると改善されることがあります。
予防としてできること
バックミラーが緩んで角度を保持できなくなる前に、定期的に増し締めをすると(特にロングツーリング前)緩みを防止できます。
また、ミラー部分を強く押したり叩いたりしないようにしたり、触れたりしたりしないようにするほか、停車や保管する際は周囲の壁などにぶつけないよう注意しましょう。
定期的な増し締めと、バックミラーに触れないよう注意することで、ミラーが緩みやすくなるのを防ぐことができます。
おすすめのバイクミラー
バイクミラーにはハンドルミラー(純正ミラーを交換タイプ)のほか、ハンドルの先端(バーエンド)に装着するバーエンドタイプ、カスタムミラーの定番、ナポレオンミラーなど様々なタイプがあります。
バイクのバックミラーのタイプごとにおすすめを紹介していきますので、バックミラーの交換を考えている人や、今の見え方に不満のある人は、ぜひ交換の検討材料にしてみてください。
なお、画像にバックミラーが1つしか写っていないモデルは1つ入、2つ写っているものは左右のセットになっているので、1つのものは左右分として合計で2つ必要です。
ハンドルミラー(ノーマルミラー)
ハンドルミラーは最も手軽に交換できるバックミラーで、多くのバイクは純正ミラーのネジ穴を使って交換します。
ハンドルミラーにはシンプルなデザインのものも多く、純正の雰囲気に近いものや、バイクの雰囲気を壊さず手軽に交換できるのがメリットです。
スクエアミラー 10mmスレット

引用元:https://bikeman.jp/products/gc-100-0898
スクエア形状(角形)のハンドルミラー(ノーマルミラー)が欲しい人におすすめなのが、ガッツクローム(GUTS CHROME)「スクエアミラー 10mmスレット」です。
国産車で一般的なM10(10mm)の正ネジステーと、3インチミラーのセットになっており、1台分は2個必要になります。(左右兼用)
- 商品名:スクエアミラー 10mmスレット
- メーカー:ガッツクローム(GUTS CHROME)
- 対応車種:汎用
- タイプ:ハンドルミラー
- カラー:ブラック
- 入数:1個(片側分)
- 販売価格(税込):2,243円
丸型ミラー 正ネジ 10mm ホンダ

引用元:https://bikeman.jp/products/al-101-031
アルバ(Alba)「丸型ミラー 正ネジ 10mm ホンダ」は、ホンダ車用のハンドルミラーで、左右2個がセットになっています。
取り付けネジ穴が10mmの正ネジで手軽に交換できるほか、純正ミラーが破損した際の交換用ミラーとしても重宝するアフターパーツです。
- 商品名:丸型ミラー 正ネジ 10mm ホンダ
- メーカー:アルバ(Alba)
- 対応車種:ホンダ
- タイプ:ハンドルミラー
- カラー:ブラック
- 入数:2個
- 販売価格(税込):4,836円
純正タイプ ショートミラー

引用元:https://bikeman.jp/products/gc-2320-2403
ミラーアームがショートで、ハンドルタイプの角形ミラーが欲しい人におすすめなのが、ガッツクローム(GUTS CHROME)「純正タイプ ショートミラー」です。
ショートになったミラーアームとクローム仕上げで高級感のある、デザイン性が高いバックミラーです。
- 商品名:純正タイプ ショートミラー
- メーカー:ガッツクローム(GUTS CHROME)
- 対応車種:汎用
- タイプ:ハンドルミラー
- カラー:クローム
- 入数:1個(片側分)
- 販売価格(税込):3,258円
Zミラーセット

引用元:https://bikeman.jp/products/tk-06-01-1129
スペシャルパーツ武川「Zミラーセット」は、様々な車種に合うよう、長さの異なる2種類のミラーアーム(ショートとロングタイプ)が付属したバックミラーです。
バイクのハンドルに合わせてミラーアームの長さを選べるほか、鏡面部分のみでの調整が可能で細かく調整でき、新保安基準にも適合しています。
- 商品名:Zミラーセット
- メーカー:スペシャルパーツ武川(SPECIAL PARTS TAKEGAWA)
- 対応車種:汎用
- タイプ:ハンドルミラー
- カラー:ブラック
- 入数:2個
- 販売価格(税込):4,758円
ハイビジミラー ヤマハ専用 パラレル ロータイプ

引用元:https://bikeman.jp/products/d-26227
MT-03やBOLT、MAJESTYなど、YAMAHA車用のハンドルミラーを探している人におすすめなのが、デイトナ(DAYTONA)「ハイビジミラー ヤマハ専用 パラレル ロータイプ」です。
広角な曲率R1000の鏡を使用し、純正ミラーよりも広い後部視野が確保される、高視認性ミラー(HIGH VISIBILITY MIRROR:略してハイビジ)になっています。
- 商品名:ハイビジミラー ヤマハ専用 パラレル ロータイプ
- メーカー:デイトナ(DAYTONA)
- 対応車種:YAMAHA(MT-25/03/07/09、BOLT、TRACER900/GT、MAJESTY250など)
- タイプ:ハンドルミラー
- カラー:ブラック
- 入数:1個(片側分)
- 販売価格(税込):2,456円
バーエンドミラー
バーエンドミラーとは、ハンドルのバーエンド(先端部分)に取り付けるバックミラーのことで、個性が現れるバックミラーです。
バーエンドミラーデザインは性に優れるものも多いですが、デザイン優先で車検非対応のものもあるため、車検が必要なバイクは、車検対応になっているのかを確認のうえ選びましょう。
MIKAZUKI OVAL スリムタイプ

引用元:https://bikeman.jp/products/d-48092
三日月型を採用した、個性的なデザインのミラーを探している人におすすめなのが、DAYTONA(デイトナ)「MIKAZUKI OVAL スリムタイプ」です。
ヨーロッパで流行している超薄型のミラーハウジング(ミラーを覆っている部分)を採用、断面積を確保した剛性の高いミラーアームにより、ブレにくくなっています。
注意点として、左右セットではなく1個となっているほか、ワイドミラータイプで純正とは遠近感が異なるため、距離感に慣れるまでは慎重な運転を心がけてください。
- 商品名:MIKAZUKI OVAL スリムタイプ
- メーカー:DAYTONA(デイトナ)
- 対応車種:汎用
- タイプ:バーエンドミラー、スリムタイプ
- カラー:ブラック
- 入数:1個(片側分)
- 販売価格(税込):9,449円
バーエンドミラー ストリートファイター タイプ 75 オベロン

引用元:https://bikeman.jp/products/od-mis-7528-k
高級感のあるバーエンドミラーを探している人におすすめなのが、オベロン(oberon)「バーエンドミラー ストリートファイター タイプ 75」です。
CNC加工アルミ削りだし加工による、ほかにはないような仕上がりで、上下左右に細かく角度調整ができます。
- 商品名:バーエンドミラー ストリートファイター タイプ 75
- メーカー:オベロン(oberon)
- 対応車種:汎用(取り付けボルト8mm)
- タイプ:バーエンドミラー
- カラー:ブラック
- 入数:1個(片側分)
- 販売価格(税込):14,850円
バーエンドアジャストミラー オブロングタイプ オベロン

引用元:https://bikeman.jp/products/od-mia-0814-k
バーエンドミラーのオベロン(oberon)「バーエンドアジャストミラー オブロングタイプ
」は、オブロング(楕円形)の高級感あふれるバックミラーです。
コンパクトながら上下左右に細かな調整が可能で、上質なデザイン性と機能性を兼ね備えたバックミラーになっています。
- 商品名:バーエンドアジャストミラー オブロングタイプ
メーカー:オベロン(oberon)
- 対応車種:汎用
- タイプ:バーエンドミラー、オブロング(長円形)
- カラー:ブラック
- 入数:1個(片側分)
- 販売価格(税込):18,117円
ハイサイダー バーエンドミラー エンタープライズ EP-1

引用元:https://bikeman.jp/products/d-15602
ユーロスタイルのおしゃれなバーエンドミラーが欲しい人におすすめなのが、デイトナ(DAYTONA)「ハイサイダー バーエンドミラー エンタープライズ EP-1」です。













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