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二台目は角ZのMK-Ⅱ!RCM-642!(最終回)

こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。

まだご紹介できてないRCMシリーズ、今回もお見せしたいと思います。

神奈川県 T・Kさんからお預かりした車両をベースに製作したこのマシン。

ご紹介しましょう

RCM-642 KZ1000MK-2です。

Z1-Rのアッパーカウルを装備してますが 列記としたKZ1000MK-Ⅱで
マスク回りやハンドル周辺は、Z1-RのRCM同様の造りになっています。

オーナーのT・Kさんは、昨年RCM-604 CB900-Fを製作しており
このRCM-642 MK-Ⅱは二台目のRCMとして、所有されていた車両を
お持ち込み頂き、このたび フルスペックを持って新生しました。

17インチホイール化に伴い、フレームにはサンクチュアリーオリジナルの
ステージ2補強と、ドライブチェーンラインオフセット対応インライン処理。
そして 治具を駆使したリアサスレイダウン加工と、17インチホイール化に
伴う必要な作業は全て施しています。

最近、フレーム加工のYoutube動画をアップしたんですが、それと全く同じ
工程を施したシャシーです (^^)v

今や完全に主流となったCNCフロントラジアルマウントキャリパーですが
赤文字部を金で墨入れしただけで 随分個性的に見えるものですね~ (^_-)-☆

OHLINSサスにO・Zレーシングホイール、Bremboキャリパーの
世界最高峰トリオは、つい先日開催されたMoto-GP日本グランプリでも
同様の組み合わせで構成されたシャシーのマシンが大半だったかと思います。

世界選手権マシンの足回り、それと同じメーカーアイテムで構築する・・・

RCMを支えるフットワークへの拘りでもあるんです。

前車両 RCM-604 CB900-Fのエンジンがライフパッケージであった
事に対し、このRCM-642ではエンジンにも力を注ぎました。

お預かりした車両のエンジンを分解した際に 見過ごせない修復必要な個所が
いくつか出てしまい、予想外の作業時間やコストが掛かってしまいましたが
それらも含めてキッチリ仕上がっています。

トルク&パワーも、最初の時点とは比較にならないほどに変わってますから
乗ったら驚かれる事かと思います (^^)/

出力が上がる = 熱も上がるの関係性だけは 物理的に避けられない傾向ですが
大型オイルクーラーコアの放熱を最大限発揮できるトロコイドオイルポンプと
深底オイルパンのコンビネーションKITを採用。

このコンビネーションKIT、ようやくその性能や効能を理解して頂けたのか
最近は全国の業者さん&エンドユーザーさん達から相当数のオーダーを頂いて
おります。

人間だってそうですが、循環系は大事・・・

ただ 一番役に立つ夏は過ぎ去り、季節はこれから秋→冬と移り変わりますから
このブームも少しの間だけ収まる事でしょう。

ミッションはもちろん、サンクチュアリーメカブランドNew6速クロス!

それもコウガ店パテント仕様のロングカウンターシャフト ドライブチェーン
ラインEVOシステムです!

フラットなドライブスプロケットでチェーンラインを、XJRの108mm
あるいはZRXの110mmにボルトオンで合わせられるEVOシステム。

6速クロスのメリットだけでなくリア17インチワイドホイールに適合した
利便性を兼ね備えているミッションなんです (^^)v

メーターは当初から取り付けしてたMK-Ⅱの砲弾で これには意味があります。

T・Kさんからはパッと簡単にアッパーカウルを取り外してノンカウル仕様に
出来るようにと相談を頂いてたんですが、アッパーカウル位置をなるべく上に
あげたくない(上にあげるとカッコ悪い)と言う、完全に自分達の趣味から
Z1-Rが本来取り付けてる位置に装備したら、簡単脱着するための構造部が
難しくなってしまい(ブレーキホースの3Wayジョイント部に課題あり)で
「う~ん・・・ これは真剣に構想し直さないとダメだ」と、決断した次第。

「第二ラウンドで再度 取り組みさせて下さい!」と お願いをしました。

T・Kさん、本当に申し訳ありません・・・

拘らず、やっつけ仕事なら何とかなるんですが 「見た目良し」「機能良し」で
造り込みたいので、第二ラウンドで実現させたいと思います。

「簡単脱着アッパーカウル 即MK-Ⅱに変身!」仕様は少し先になりましたが
アッパーカウルは今の この位の位置の方がカッコいいと思います!

いや、  あと5mm下げたら もっとカッコいいぞ・・・

5mmは決して小さな数字ではありません。

見た目の印象は もう全然違って来るでしょう。

あわせてミラーも5~10mm下がったら バツグンなバランスでしょうねぇ

今回のRCM化により、以前に比べマシンキャラクターは見た目はもちろん
走破性能は大きく変わりました。

シャシーの安定感、カッチリ感は別モノになり

エンジンフィーリングも、乗っていて面白いと思える仕上がりになってます。

ビジュアルや存在感はRCMにとって欠かす事の出来ない大切な要素では
ありますが、それ以上に

走らせて楽しい事・・・      細部までしっかり造り込まれている事・・・

これらが何よりも優先すべき、大事なコンセプトなんです。

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