ハンドガードを購入する際、欲しいハンドガードが本当に自分のマシンに装着可能なのか、確信が得られないことはありませんか? 今回の記事ではZETAだけでもかなりの数に及ぶハンドガードのマウントを整理することで、ハンドガードを安心して購入できるお手伝いができればと思います。
ほぼ全ての現行トレールバイクをカバーする
専用ハンドガードをラインナップ
飛び石や転倒から手とレバーを保護してくれるハンドガードは林道ツーリングでのマストアイテムというだけでなく、オフロードを走らないライダーにもドレスアップアイテムとして広く浸透しています。ところが、基本的にサードパーティで作られるハンドガードは汎用品が多く、購入してもうまく装着できないといったトラブルが頻発していました。特にトレールバイクではスイッチボックスなどハンドルアクセサリーが多く、メーターやヘッドライトの関係でケーブル類の取り回しも自由度が少ないことから、適合するかしないかの判断は非常に難しかったのです。
そこでZETAではアーマーハンドガードシリーズに車種専用ラインナップを設け、トレールライダーだけでなく、アドベンチャーバイクユーザーや、カブなどのミニバイクユーザーがハンドガードを安心して購入できるような体制を築いたのです。
ZETA
アドベンチャーアーマーハンドガード CRF250L/RALLY専用
¥14,740(税込)
その代表的なものがHONDA CRF250L/RALLY用のアドベンチャーアーマーハンドガードです。
ハンドガードを装着するにあたり、よく干渉してしまうのが、ブレーキ/クラッチのマスターシリンダーのバンジョーボルトです。クランプを留める位置を変更して干渉を避けようとするとハンドルバーの径や形状に合わず、装着できないこともよくある話。
その点、アドベンチャーアーマーハンドガードの車種専用品は、実際にその車種に装着テストをしながら開発されているので、スタンダードの状態であれば確実に装着することができます。
もちろんクラッチワイヤーもしっかり避けて干渉しません。
バーエンド部分は専用バーエンドプラグとアダプターが付属し、CRF250LとCRF250RALLYそれぞれの純正ハンドルバーとZETAのCX、COMP、COMPLETEハンドルバーに対応しています。
また、プロテクターはZETAの豊富なラインナップから好みのものを装着することができます。
このアドベンチャーアーマーハンドガード車種専用シリーズはCRF250L/RALLYだけでなくCC110、CT125、MONKEY125、DAX125、CRF1100L AFRICATWIN、TENERE700用がラインナップしています。
レーサーやハンドル変更にも対応した汎用性の高いクランプ
また、サードパーティのハンドルに変更した場合や、モトクロッサーやエンデュランサーなどレースマシンにハンドガードを装着する場合、ZETAでは5種類のクランプを用意しています。それぞれのメリットを理解し、自分のマシンや好みに合うクランプを選びましょう。
ZETA
ハンドガードマウンティングキット ミドル
¥5,060(税込)/スタンダート径バー用(22.2mm)
¥5,500(税込)/SXハンドルバー用(28.6mm)
単品でも購入できますが、アーマーハンドガードを購入するとマウンティングアダプターのハンドガードマウンティングキット ミドルが同梱されており、大抵のサードパーティのハンドルに対応しています。さらにステー部分を40mm延長したロングタイプもラインナップ。ただし構造上、転倒した時などに強く地面に打ち付けるとハンドガードが回転してしまうこともあります。また、マウントから直線的にステーが伸びているため、ホース類やケーブル類を避けづらいというデメリットがあります。
より高い固定力を発揮するUクランプタイプ2種類
ZETA
ハンドガードマウント Uクランプタイプ¥6,600(税込)
適応:大径バー(28.6mm)、スタンダード径バー(22.2mm)
固定力と汎用性を両立しているのが、Uクランプタイプです。ストレートタイプのハンドガードマウンティングキットでは干渉してまっていたケーブル類を、その名の通りU字に避けることで様々なハンドルまわりに装着可能となっています。対応するハンドルバーも22.2mm用と28.6mm用がラインナップしています。
ところが、ヤマハ YZ250FXやYZ125Xのようにブレーキのマスターシリンダーのバンジョーが前側に来ている車両だと、このUクランプタイプが干渉してしまうことがあります。
見事なまでにピッタリ……。
そこで開発されたのがロングUクランプキット。YZ250FX、YZ125Xのケーブルを見事に避けられるように設計されています。ロングUクランプは、ホースと接触しやすい角が面取りされているのもポイントです。
さらに、このマウントを逆さにしてケーブルの上を通すことも可能です。転倒した場合、ほとんどのケースでハンドガードは地面に押しつけられ、クランプは上向きに回転します。その場合、ケーブルの下を通しているとトラブルの原因になりやすいため、逆さに取り付ける手法を好むライダーもいるのです。
ZETA
ハンドガードマウント ロングUクランプキット 大径バー用(28.6mm)
¥6,600(税込)
絶対に回転しないトップブリッジ共締めタイプ
ZETA
ハンドガードマウント サイドタイプ/フロントタイプ
¥7,920(税込)
より固定力を強くしたい人のために開発されたのが、サイドタイプ/フロントタイプです。トップブリッジのボルトに共締めする構造になっており、通常のクランプ方法に比べてステアリングまわりの剛性感は少し硬くなってしまいますが、転倒によって回転してしまうこともなくトラブルのリスクをほぼ完璧に回避できます。
KTM、HQVにはハンドルバー固定タイプ
ZETA
ハンドガードマウント バークランプタイプ KTM/HUQVARNA ′14~
¥11,220(税込)
また、ハンドルバーを装着するマウントをそのままハンドガードのクランプとして使うマウントバークランプタイプも存在します。こちらもハンドガードが回転しないメリットがあります。KTM、ハスクバーナ ・モーターサイクルズの2014年モデル以降に対応しています。
バーエンドの形状にも注意
また、ハンドガードが装着できない原因となるのはクランプだけではありません。それはバーエンドアダプターの形状や太さが異なっている場合。
ZETAではハンドガードを購入するとバーエンドアダプターのアンカーが2種類付属しており、内径13.5mm~19mmのハンドルバーまで幅広いハンドルバーに対応しています。さらに余談ですが、プロアーマーハンドガードは通常のアーマーハンドガードに比べ、バーエンドアダプターの形状が異なっています。
プロアーマーハンドガードのバーエンドにはアダプターに凹凸が作られて噛み合うようになっており、アダプターとバー本体が回転しないようになっています。このバーエンドアダプターはハンドル内径13.5mm~16mmに対応しています。
このように現在ZETAのハンドガードでは様々な車種に装着でき、さらにレースなどで用いる際の好みも反映できる豊富なラインナップを用意しています。ハンドガードの選択でお悩みの方はぜひ購入の際の参考にしてみてください。
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