完全防水防塵バイク用ラゲッジとして本格的なオフロードからツーリングまで幅広くサポートしてくれるエンデュリスタン。
基本は大きな荷物を積載するアイテムが多いですが、カバン1つ分程度の小物を収納でき、他のラゲッジよりも簡単に取り付けができるものもあります。
今回はそんな簡単に取り付けができるエンデュリスタンの代表格、テールパックとパニアトッパーの違いについて解説していきます!
引っ掛けるだけの簡単取り付け
左からパニアトッパーのSサイズ、真ん中がパニアトッパーLサイズ、右がテールパックLサイズになります(テールパックはSサイズもあります)。
テールパックはバイクのリアシート、リアフェンダーの上にマウントして使うラゲッジで、パニアトッパーはパニアケースの上にマウントして使うラゲッジです。
ですがパニアトッパーはテールパックの同じようにリアフェンダーにマウントしたり、キャリア装着車はキャリアにマウントして使うことも可能です。
厚みはどれもほとんど同じで、主に横幅がサイズによって変わってきます。
ここからは実際にバイクに取り付けて違いを解説していきます!
テールパックLサイズ
この使い方に最も適しているテールパックはまさにジャストフィット!
バイクはCRM250ARですが、250ccクラスのフルサイズオフ車のリアにピッタリの設計となっています。
取り付けは4点のフックをリアフェンダーに引っ掛けて固定するというもの。
サドルバックやタンクバック、ROKストラップを使ったドラムバックよりも簡単に取り付けることができます。
後ろから見てみるとリアフェンダーの形状に合わせて徐々に細くなっているため、一番後方の部分でも横にはみ出さずにフィットさせています。
前側には持ち手もあり、出先でフックを取り外して持ち運ぶという使い方も可能です。
内装はエンデュリスタン恒例の赤仕様。
暗い場所でも中身が確認しやすいカラーです。
中を開いた状態で蓋になる側にも工具収納スペースや、小物を収納できるファスナー付きポケットも用意されています。
テールパックは中間に仕切りが付いており、ここにもファスナー付きポケットがあります。
仕切りはマジックテープである程度前後位置を変更することができ、取り外して仕切り無しで使うことも可能です。
寸法は中身の深さが約14cm、縦幅が約32.5cmとなっています。
横幅は太い部分で約30cm、細い部分で約23cmとかなり小柄。
容量は9Lとなっています。
Sサイズの場合はもっと小さく、容量も6Lとなっているため、250cc以下の小さいクラスにマウントする場合や、もっとコンパクトに積載したい場合はSサイズがおすすめです。
パニアトッパーSサイズ
パニアトッパーは本来パニアケースの上にマウントして使うものですが、Sサイズであれば250ccクラスのフルサイズオフ車にマウントして使うことができます。
テールパックほどジャストフィットではありませんが、リアにもマウントできてパニアの上にもマウントできると思えば使いやすいアイテムかもしれません。
取り付け方法はテールパックと同じく、4点のフックをフェンダーに引っ掛けて固定する方法。
後ろから見てみると、パニアトッパー自体が長方形のためテールパックほど空間を有効活用できていないことがわかります。
ですがこれはこれで見た目的にもアリなスタイルだと思います。
内装はこちらも赤仕様。
中間に仕切りはなく、サイドにマジックテープもないのでテールパックのような仕切りは使えません。
蓋側にも収納があり、工具入れとファスナー付きポケットとなっていますが、テールパックよりも幅が広いため、多少の長物も入れやすい作りとなっています。
寸法は横幅が約20cm、縦幅が約40cm、内装の深さが14cmとなっています。
縦幅はSサイズでさえテールパックのLサイズより長いので、やはり長物をお手軽に収納したいならこちらでしょう。
本来の使い方とは少し違いますが、テールにマウントしても使いやすいラゲッジだと思います。
パニアトッパーLサイズはパニアかキャリアのみ
パニアトッパーLサイズもマウントしてみましたが、後方部分がかなりはみ出してしまっています。
はみ出していてもハンドル幅を超えなければ使うことができますが、問題は取り付け部分。
写真のように後方のフックを引っ掛ける角度がかなり斜めになってしまうため、振動などで外れてしまう可能性が高くなります。
おまけに横幅が広いのでスタイル的にもSサイズよりも不格好…。
リアにマウントするならパニアトッパーはSサイズが最も適していると思います。
キャリアを使ってマウントするならLサイズのパニアトッパーでも問題ありません。
ハンターカブのキャリアには縦でも横でもマウントすることができ、一般的なオフロードバイク用のキャリアでも横にマウントできるキャリが多いはずなので、キャリア付きの方のみLサイズを使ってみてください。
リアに直接マウントするならテールパック!
オフロードバイクのリアにマウントするならやはり本来の使い方であるテールパックより優れたラゲッジはありません。
収まりもいいし、見た目的にも一番しっくり来るサイズ感です。
パニアトッパーはパニアの上にも、場合によってはリアに直接、といった場合でも使えるため、複数台持ちの方で色んな使い方をしたい場合にはおすすめできるアイテムですが、テールパックのように使うなら多少劣るかもしれません。
このようにフックを引っ掛けるだけでマウントできるエンデュリスタンはテールパックとパニアトッパー、フェンダーバックしか現状無く、かなり簡単に取り付けができるので、気になった方は是非使ってみてください!
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