2024 FIM世界耐久選手権 “コカ·コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会
開催/2024年7月19日(金)・20日(土)・21日(日)
会場/鈴鹿サーキット
〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992
高橋巧選手/ヨハン・ザルコ選手/名越哲平選手のTeam HRC with Japan Postが安定したアベレージで8時間を走り切り、最多周回数となる220周を走破して優勝。Hondaは鈴鹿8耐3連覇を達成し、この勝利は同時にHondaにとって鈴鹿8耐30勝目。さらに高橋選手は最多勝利となる6勝目となった。
鈴鹿8耐スタートシーン
スタートではマーカス・ライターバーガー選手(BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM)がホールショットを奪うが、すぐにニッコロ・カネパ選手(YART-YAMAHA)が首位に立つ。そして高橋巧選手(Team HRC with Japan Post)、水野涼選手(DUCATI Team KAGAYAMA)を加えた4チームがレース序盤で激しい首位攻防を展開。
序盤のトップ争い。
#30 Team HRC with Japan Post、#2 DUCATI Team KAGAYAMA、#1 YART – YAMAHA
その後、高橋選手が徐々に後続を引き離すと、ヨハン・ザルコ選手、名越哲平選手も高いアベレージタイムをキープ。レースが折り返してTeam HRC with Japan PostとYART-YAMAHAが3番手以下をラップ遅れにしていた。
鈴鹿8耐6勝目を挙げた高橋巧選手(Team HRC with Japan Post)
レース終盤、トップのTeam HRC with Japan Postと2番手のYART-YAMAHAは約51秒差。そしてTeam HRC with Japan Postが最後のピットインをした際に、ピット作業でルール違反があり40秒加算のペナルティが科せられた。この裁定が下ったのがチェッカー目前の19時25分で、Team HRC with Japan PostとYART-YAMAHAのタイム差は一気に約10秒となった。
最多周回数タイとなる219周を終えた段階でその差は8秒9。そして最多周回数の220周で最初にチェッカーを受けたTeam HRC with Japan Postが、YART-YAMAHAに7秒860差で優勝。Hondaは鈴鹿8耐3連覇とともに通算30勝を達成し、高橋選手は単独最多の6勝目となった。
表彰式
鈴鹿8耐最多周回数の220周で最初にチェッカーを受けたTeam HRC with Japan Post
(左から名越 哲平選手、高橋 巧選手、ヨハン・ザルコ選手)
また、SSTクラスでは#95 TONE RT SYNCEDGE 4413 BMWが212周を走破して優勝。2位の#25 Team Étoile、3位の#13 Taira Promote Racingは211周だった。
SSTクラス表彰式
※写真:EWC/鈴鹿サーキット
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