デイトナは2026年10月9日、Honda「CB400 SUPER FOUR E-Clutch」の2026年モデルに取り付けられるカスタムパーツの紹介動画と適合一覧を公開した。積載用キャリア、転倒時のダメージ軽減を狙うガード類、足付きに関わるリンクロッド、ヘルメットホルダーなど、日常使いからツーリングまでを支える用品がまとめられている。
選ぶ際に注目したいのは、パーツの数だけではない。同じ車両に適合する製品でも、同時には取り付けられない組み合わせがある。今回はデイトナの適合一覧と各製品ページをもとに、価格と仕様に加え、買う前に確認したい併用条件を整理した。なお、今回のニュースは適合パーツ情報の公開であり、一覧にある製品がすべて10月9日に新発売されたという意味ではない。

対象は2026年モデル。車名だけでなく型式と製品番号を確認
デイトナの車種別ページが対象としているのは、型式8BL-NC70のCB400 SUPER FOUR E-Clutch。歴代のCB400 SUPER FOUR向け用品と混同せず、年式、型式、品番をそろえて確認したい。
公開一覧には、車種専用品だけでなく、グリップ、ミラー、スマートフォンホルダー、シートバッグ、オイル交換用品なども並ぶ。ただし、適合一覧に載っていることと、どの組み合わせでも装着できることは別。追加ステーが必要な用品や、純正部品を前提としたものもあるため、まずは装着したい用品を用途別に絞り、その製品の注意事項まで読むのが確実だ。
主な車種対応パーツの価格一覧
以下は2026年10月19日に確認したメーカー標準価格。すべて税込で、取付工賃や必要に応じた別売部品は含めていない。販売店の実売価格、在庫、納期は別途確認が必要となる。
| 製品 | 品番 | 標準価格(税込) | 主な確認点 |
|---|---|---|---|
| クロスリンクキャリア | 69546 | 23,100円 | 最大積載重量5kg。ケース・バッグに応じた取付部品を確認 |
| マルチウイングキャリア | 69545 | 26,400円 | 最大積載量5kg。アルミ製トッププレート |
| パイプエンジンガード Upper | 62452 | 29,700円 | Lowerとの同時装着不可 |
| パイプエンジンガード Lower | 69018 | 38,500円 | Upperとの同時装着不可 |
| エンジンプロテクター ストリームライン | 69691 | 16,280円 | 上記パイプエンジンガードとの同時装着不可 |
| エンジンプロテクター ブラック | 69690 | 14,300円 | 上記パイプエンジンガードとの同時装着不可 |
| リアローダウンリンクロッド | 66560 | 5,500円 | シート高約20mmダウン。条件によって変化 |
| LEDフェンダーレスキット | 69548 | 19,800円 | アルミナンバープレートホルダー併用不可 |
| グラブバー | 69547 | 16,500円 | ブラックのスチール製 |
| メータープロテクションフィルム | 61105 | 2,420円 | 純正メーター用。2セット入り |
| ダイヤルヘルメットホルダー | 69651 | 5,500円 | 2ダイヤル式。駐車中に使用 |
| ヘルメットホルダー | 69652 | 4,180円 | キー式。カギ2本付属 |
この表の製品を一括で組み合わせられるわけではない。特にガード類は選択肢同士の併用が制限されており、用途と外観の希望に応じて選ぶ必要がある。
積載を増やすなら、キャリア2種類の「取り付け方」の違いを見る
クロスリンクキャリア:使うバッグやケースに合わせた専用取付部を用意
クロスリンクキャリアは、トッププレートに繊維強化プラスチックのPA6-GF30を採用。パイプとステーはスチール製で、最大積載重量は5kgとされる。
特徴は、HenlyBeginsのイージーリングベルト、GIVIモノロックケースの汎用ベース、GIVIタンクロック用アタッチメントを使うことを想定した構造にある。イージーリングベルトでは中央のリングを位置決めに利用でき、バッグを外した際のベルト脱落を防ぐ。ケース用には専用のボルト穴が設けられている。
ただし、必要部品は用途で異なる。GIVIモノロックケースを取り付ける場合は、フランジなし・対辺10mmのM6ナット4個を別途用意する指定だ。GIVIタンクロックでは別売のBF01アタッチメントに加え、フランジなし・対辺8mmのM5ナット3個が必要となる。手持ちのバッグやケースを使う予定なら、本体だけでなく取付部品も含めて確認したい。
出典:クロスリンクキャリア 69546。
マルチウイングキャリア:アルミトッププレートを採用
マルチウイングキャリアは、アルミA5052材のトッププレートとスチール製の車種専用フィッティングを組み合わせる。カラーはブラックで、最大積載量はこちらも5kg。荷物を積まない状態の車体とのまとまりを重視した製品として紹介されている。
標準価格はクロスリンクキャリアより3,300円高い。もっとも、価格差をそのまま性能の上下と捉える必要はない。プレートの材質、形状、バッグやケースの固定方法、荷物を外したときの見た目を比べ、自分の使い方に合うほうを選ぶのがよい。
両キャリアとも、使用できるトップケースはGIVIモノロックケースに限定されている。大きな箱を取り付ければ積める荷物が無条件に増えるわけではない。メーカーは、重量のあるハードケースではケース自体の重量によって最大積載重量を超えるおそれがあると注意を促している。ケースと荷物の重さを分けて考えず、総重量と固定状態を確認することが大切だ。
パイプエンジンガードはUpperとLowerから選択。重ねて装着はできない
パイプエンジンガードは、UpperとLowerの2種類が適合一覧に掲載されている。いずれも直径25.4mmのスチールパイプを用いたマットブラックの左右セットで、樹脂製のリダクションスライダーが付属する。
デイトナは、軽度の転倒時に車体やエンジンへのダメージを抑えることを狙った用品として紹介している。車両や人をどのような転倒からも完全に守る装置ではなく、装着によって事故や負傷が防げると保証されるものではない。
Upper:コンパクトな配置とフォグランプの制約を確認
Upperの品番は62452。張り出しを抑えた構成で、メインパイプには対応するハンドルクランプ式アクセサリーを取り付けられると案内されている。
一方、デイトナのLEDフォグランプユニット「プレシャスレイW」40329と、「プレシャスレイ スモール」48495/64587は装着不可と明記される。ガードを先に選び、後からフォグランプを足そうと考えている場合には、この条件を見落とさないようにしたい。
Lower:広いパイプレイアウトと対応フォグランプを確認
Lowerの品番は69018。車体の上下にわたってパイプを配置したタイプで、左右セパレート構造を採る。製品説明では、マフラーを外さずに取り付けられる点も案内されている。
Upperと異なり、プレシャスレイW 40329、プレシャスレイ スモールのホワイト48495とイエロー64587は同時装着可能とされる。フォグランプを使う計画があるなら、外観だけでなく、この対応差が選ぶ際の具体的な比較材料になる。
UpperとLowerは名称だけを見ると上下セットのようにも受け取れるが、メーカーは両者の同時装着を不可としている。上下を組み合わせて保護範囲を広げることはできないため、どちらかを選ぶ必要がある。
エンジンプロテクター2種類も、パイプガードとの併用は不可
エンジンプロテクターには、流線形の「ストリームライン」69691と、ブラックの69690が用意されている。どちらも左右セットで、軽い転倒時の車体ダメージを減らすことを目的とする。
ストリームラインは樹脂製パッドとアルミプレートを組み合わせた構成。メーカーは、一定以上の衝撃を受けると本体のボルト固定部周辺が破損し、衝撃を緩和する設計と説明している。破損した場合は新しいスライダーへの交換が必要だ。
ブラックの69690は、樹脂パッドとアルミベースの一体構造を採る。価格はストリームラインより1,980円低い。どちらを選ぶ場合も、転倒時に傷を一切付けないための用品と考えないことが重要となる。メーカーは、転倒状況によってはダメージを軽減できない場合や、未装着時より損傷が大きくなる場合があることも明記している。
また、両製品ともパイプエンジンガード62452/69018との同時装着は不可。ガードとプロテクターを別々に購入する前に、組み合わせの可否を確かめたい。
出典:ストリームライン 69691、エンジンプロテクター ブラック 69690。
足付きが気になるならリンクロッド。ただし「約20mm」の条件を理解する
リアローダウンリンクロッド66560は、純正リンクロッドと交換する車種対応品。ブラックのスチール製で、メーカーが示すシート高の変化は約20mmダウンだ。純正サイドスタンドに対応する。
この数値は、ノーマル車体を無荷重にした状態での参考値となる。装着するアクセサリー、リアサスペンションの設定や状態などで変わるため、乗車時に必ず同じ量だけ下がると受け取ることはできない。
メーカーは、所定のローダウン量をさらに増やすような、別のローダウンパーツとの同時装着を禁止している。マフラー、リアサスペンション、タイヤなどを変更した車両では、サスペンションがフルストロークした際の各部のクリアランス確認も必要だ。
駐車時にも変化がある。車高が下がることでサイドスタンド使用時の車体が起き気味になるため、メーカーはハンドルを左に切り、車体を左に傾けて停めるよう案内している。特に路面の傾斜やリアボックス装着時には注意が必要となる。
足付きの不安を解消したいときほど、下がる量だけで判断せず、駐車、積載、既存カスタムも含めて販売店に相談したい。取り付けには車両メーカー指定のサービスマニュアルや工具も必要とされており、この記事は交換作業の手順を示すものではない。
フェンダーレス化では、ナンバープレート周辺の追加部品に注意
LEDフェンダーレスキット69548は、LEDライセンスランプをセットにしたボルトオン式の製品。デイトナは、保安基準適合で、取り付けに別途購入が必要な部品のないキットとして紹介している。
注意したいのは、軽量・コンパクト設計のため、取り付けられるものがメーカー指定の付属ステーとナンバープレートに限定される点だ。市販のナンバープレートベースなどを追加すると、荷重超過によって破損するおそれがあるとされ、アルミナンバープレートホルダーの併用も不可となっている。
車種別の適合一覧にはナンバープレートホルダー類も掲載されているが、それだけを見てフェンダーレスキットと一緒に取り付けられるとは判断できない。純正リアフェンダーのまま使う用品と、フェンダーレス化した状態で使える用品は分けて考える必要がある。
さらに、車検場によっては車両全長の記載事項変更を指示される場合があるとメーカーは案内している。検査に関する判断をこの記事だけで断定せず、実車の状態に応じて販売店や検査時の案内を確認したい。
停車中の使い勝手を変える、グラブバーとヘルメットホルダー
グラブバー69547は、車体の取り回しやタンデム時のグリップとして使うブラックのスチール製パーツ。キャリアとは用途が異なり、メーカーの説明で荷物用キャリアとしての積載量が示されている製品ではない。荷物を載せる目的なら、まず積載用として案内されている製品を確認したい。
ヘルメットホルダーは、ダイヤル式69651とキー式69652から選べる。どちらも車種専用設計で、ブラックのスチール製ステーを用いる。ダイヤル式は2つのダイヤルで解錠する方式で、番号は任意に変更できる。キー式はカギ2本付きだ。
選択の基準は、追加のカギを持ち歩きたくないか、カギで操作する方式を好むかという使い方の違い。価格差は1,320円となる。ただし、どちらも駐車中の盗難抑止を目的とする製品で、完全な盗難防止を保証するものではない。ヘルメットをホルダーに掛けたまま走行してはいけない点は共通している。
出典:グラブバー 69547、ダイヤル式 69651、キー式 69652。
メーター保護とその他の用品は、必要なところから選ぶ
メータープロテクションフィルム61105も、CB400 SUPER FOUR E-Clutchの適合一覧に掲載されている。純正メーター用の厚さ0.17mmのPETクリアーフィルムで、2セット入り。クリーニングキットとヘラが付属する。
メーカーは、砂ぼこり、洗車時などの磨き傷、紫外線からメーターパネルを保護する用途を示している。貼り付け作業は風のない屋内が推奨される。大がかりな車体変更とは異なる用品なので、純正状態を大きく変えずに日常の保護を加えたい場合の候補になる。
このほか車種別一覧では、リア用ブレーキパッド、バーエンド、スマートフォンホルダー、ドライブレコーダー、シートバッグ、オイルフィルターなども確認できる。ブレーキパッド欄では、2026年9月現在の情報としてフロントの適合品なしと記載されているため、前後を取り違えないよう注意したい。
オイルフィラーキャップでは、交換によってオイルレベルゲージがなくなる旨の注意もある。見た目を変える小さな部品でも、点検方法や使い勝手に影響する場合があるため、備考欄まで目を通しておきたい。
購入前にそろえたい5つの確認事項
- 対象車両:2026年モデルのCB400 SUPER FOUR E-Clutch、型式8BL-NC70に対応する品番か。
- 優先する用途:積載、車体保護、足付き、外観、駐車中の利便性のうち、何を変えたいのか。
- 併用条件:ガード同士やプロテクター、フォグランプ、ナンバープレート周辺用品が干渉しないか。
- 必要部品と費用:本体価格だけでなく、ステー、ナット、アタッチメント、取付工賃を含めて確認したか。
- 装着後の使用条件:積載重量、サスペンションのクリアランス、駐車時の車体姿勢などを確認できるか。
今回の適合情報は、新しいCB400 SUPER FOUR E-Clutchを自分の用途に合わせるための入り口になる。まずは解決したい不便を一つ決め、その用品と併用する部品まで確認すると選びやすい。最新の適合、価格、仕様、取付条件は変更される可能性があるため、注文時には必ずメーカーの現行情報を確認してほしい。
情報確認日:2026年10月19日。出典:デイトナ公式オウンドメディアおよび本文中にリンクしたデイトナ製品情報。掲載価格はメーカー標準価格(税込)。











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