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原付の聖地・しまなみ海道を「島ライダー」のレンタルバイクでツーリング!|こばんとソラコ vol.4

カブで旅するフォトライター、「こばん」こと小林美希です。

今回は私の愛車、空色スーパーカブ「ソラコ」からちょっと浮気して、レンタルバイクでの旅を紹介します。

広島県尾道市と愛媛県今治市を7つの橋で結ぶ「しまなみ海道」のことを、私は「原付の聖地」と呼んでいます。

原付バイクしか走れない原付道、穏やかな瀬戸内海とあちこちに浮かぶ島、のんびり走ることで見つけられる各島の魅力・・・

原付バイクでしか味わえない旅が、しまなみ海道にはあるからです。

来島海峡大橋の原付道

いつも「日本全国を旅して、一番好きになったスポットはどこですか」と聞かれると「しまなみ海道」と答えるほど、大好きな場所。

そんな原付の聖地・しまなみ海道に、レンタルバイク施設が昨年、オープンしました。

つまり、原付バイクを持っていない人や、遠方のライダーでも、しまなみ海道を原付でツーリングしやすくなったということ!

中型・大型バイクや車で「しまなみ海道は高速道路を使って来ていたから、各島へ寄り道しづらかった」という人や、「原付バイクは持ってるけど、遠いからしまなみ海道には行ったことがない」という人は、ぜひしまなみ海道をレンタルバイクで走ってみてください!

目次

しまなみ海道でレンタルバイクができる「島ライダー」はアクセス抜群

今回、私たちはしまなみ海道専門レンタルバイク「島ライダー」にお世話になりました!

「島ライダー」若松悠也さん・若松真実さん

島ライダーは、5つの拠点があります。

・新尾道駅
JR尾道駅から渡船で5分の向島(むかいしま)
・因島(いんのしま)
・生口島(いくちじま)
・しまなみ海道の四国側 今治

その中でも、向島の拠点は宿泊施設「尾道stay 源 -MINAMOTO-」が併設されているので、泊まりでツーリングを楽しむのにも便利。

ベッドのお部屋のほか、和室(畳)のお部屋など合計4室あるようでした。

元割烹だったそうで、共有部分にキッチンスペースもあり、私たちは材料を持ち込んで鍋パーティーを楽しみました。

今回の旅を楽しんだ4人はこんなメンバーです。

①大阪から車でやって来たバイク大好き夫婦、なっちゃんとwa-koさんは「尾道stay 源 -MINAMOTO-」に前泊。なっちゃんは腰痛のため、翌日は徒歩で尾道を観光

なっちゃん撮影 尾道・千光寺

②wa-koさんは前泊の翌日、レンタルバイクでしまなみ海道ツーリング

出発前の妻wa-koさんを撮影するなっちゃん

③東広島市から電車と渡船でやって来た、原付初心者、たかたんさん。宿泊無しで当日朝に現地集合。初めてのレンタルバイクにチャレンジ。

緊張の面持ちでレクチャーを受けるたかたんさん(左)

④私、こばんは岡山県浅口市から、愛車のソラコに乗って到着。なっちゃん・wa-koさん夫婦と一緒に前泊して鍋パーティーを楽しみ、「尾道stay 源 -MINAMOTO-」を満喫。翌日はレンタルバイクツーリング。

お酒を飲めるのも宿泊ツーリングの醍醐味

公共交通機関を使ってアクセス抜群の立地であること、宿併設であることから、様々な楽しみ方ができるのです。

車やバイクで行っても、レンタルバイクを楽しんでいる間は駐車・駐輪ができました。

「島ライダー」は手軽にバイクをレンタル&返却できる

島ライダーには、手軽にバイクをレンタル・返却できる仕組みがあります。

無人での貸出・返却が可能。予約・決済、免許証のアップロードなど、レンタルの手続きがスマホで島ライダーのWEBサイト上からでき、メールで当日の鍵の受け渡し方法などを確認できる仕組みです。

一方、原付バイクの運転に自信のない方や、原付初心者の方には、対面で丁寧なレクチャーもしてもらえます。

近くの車道で安全面を考慮してレクチャー

ヘルメット、グローブ、スマホホルダー、USB充電ソケット、充実した保険もすべてコミコミの料金設定。

面倒なガソリンの満タン返しも不要です。

​「朝日を見に行きたい」、「夜遅くまで走りたい」、そんな旅人に嬉しい、早朝プランや深夜プラン、手ぶらでキャンプツーリングが楽しめる「キャンプセット」プランもあります。

また、別途料金で、自分がレンタルした場所以外の拠点での乗り捨ても可能。

旅のスタイルやスケジュールに合わせて便利にレンタルバイクが利用できるよう、工夫されているのです。

あの番組でおなじみ、スイカ柄のヘルメットもレンタルできます!

2024年11月現在の料金の例を紹介します。

・50cc原付バイク Vino→9:00-18:00のレンタルで8,800円(税込)

・110cc小型バイク SuperCub→9:00-18:00のレンタルで11,000円(税込)

バイクはそのほか、向島の拠点には125ccのスクーター、NMAXとPCXをレンタルすることもできます(料金は9:00-18:00のレンタルで10,000円(税込))

※50cc原付バイクは自動車免許があれば乗れますが、110cc・125ccのバイクはバイクの免許が必要となります。

私たちは今回、110cc小型バイク SuperCubと、50cc原付バイク Vinoの各色、合計3台をレンタル。

50cc原付バイク Vinoについては、安全面を考慮して走行中も目に留まりやすい色ということで、赤と黄色の原付バイクにしたのだそうです。

よく目立つので「かわいいバイク!」、「レンタルバイク楽しんでね!」とよく声をかけられました。そんなふれあいも旅の醍醐味ですよね。

しまなみ海道をレンタルバイクでツーリング!

ベテランカブライダーwa-koさんが110cc小型バイク SuperCub、初心者原付ライダーたかたんさんと私が50cc原付バイク Vinoに乗って、いざ向島から出発!

たかたんさんは出発前に、20分ほど操作や走行方法のレクチャーを受けています。

私もふだん乗り慣れていないバイクなので、ちょっとドキドキ。

商業施設の駐車場や、向島の次の因島に渡る因島大橋が見えるスポットで休憩しながら向かいました。

こんなふうに、しまなみ海道の各島のあちこちには、海を眺望するフォトスポットがたくさん!

のんびり原付バイクで走るのにぴったりなスポットなのです。

そしていよいよ、原付バイクしか走れない、原付道。

しまなみ海道の各橋には高速道路とは別に、原付・自転車・徒歩専用道があるのです。

高速道路とは別の入口から橋にたどり着くので、その入口を探すのも冒険気分で楽しい!

因島大橋は、高速道路の橋の下を走るようになっています。解放感はあまりないですが、面白い光景ですよ。

ほかの橋は、高速道路の脇(海側)に原付道があり、最高の眺め!

橋によって料金が変わりますが、各橋は50円・100円・200円で渡ることができます。

料金の支払いは、賽銭箱のような料金投入箱が各橋のどこかにあるので、そこに小銭を入れます。

50円玉をたくさん持ってきておくと、支払いしやすいですよ。

ツーリングスポットは「島ライダー」のInstagramでチェック

今回、「せっかくだから全ての橋を渡って今治まで行きたいね」ということで、今治到着が目標。

途中に立ち寄るしまなみ海道のツーリングスポットは、島ライダーのInstagramを参考に決めました。

因島では、まず、はっさく大福で有名なはっさく屋

ジューシーなフルーツ入り大福がたまりません。ツーリングの途中で食べるのにもGOOD!

同じく因島にある自転車神社と呼ばれる大山神社(バイクもOK!)に立ち寄り、安全祈願。

ランチはテイクアウトバーガーショップ、バーガー.ゴロッケン。島ライダーのバイクで訪ねるとサービスがありました。

雰囲気のいいデッキで食べるこだわりバーガー、肉汁たっぷりでとても美味しかったです。

生口島のレモンがたくさん実るレモン谷の中の原付道は、フォトスポットやガチャガチャもある寄り道スポット。

のんびり楽しんでみてください。

そのあと私たちは愛媛県入り。ひたすら走り、ビーチ併設の道の駅 伯方S・Cパークで休憩しました。

伯方島は「伯方の塩」でおなじみの島。塩ソフトや塩ラーメンといったグルメもあります。

しまなみ海道、北からスタートして最後にたどり着くのが、一番規模が大きくラスボス感あふれる来島海峡大橋。

橋を渡る原付料金も200円と、しまなみ海道の中で一番高額です!(といっても原付だとかなりお得感がありますね)

この橋を渡りきると、四国! ですが、その前に・・・

来島海峡大橋の途中、馬島に寄り道できます。なんと、バイクと一緒にエレベーターで上陸する島なのですよ。

エレベーターから広がる絶景にびっくり!

さらに橋を渡り切り、15時頃、目標にしていた今治側にたどり着きました!

橋の入口近くに記念撮影にぴったりなモニュメントがあるので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。

帰りはそんなに寄り道はせずに、夕日を楽しみながら走りました。

17時半頃、向島に着き、無事にレンタルバイクを返却できました。

※高速道路は走っていませんが、だいたいこういったルートで走行しました。

おわりに

原付道、観光スポット、グルメ・・・仲間とのかけがえのない時間を満喫できるツーリングとなり、楽しかったです。

一番ほっとしているのは、初心者ライダーのたかたんさんでしょう。返すころにはすっかり運転に慣れていました。

レンタルバイクサービスを利用すると、ふだんバイクに乗らない人ともツーリングが楽しめるのも魅力だなと感じました。

遠方のライダーさんや、近くだけど原付では走ったことがないという方も、ぜひ「島ライダー」を利用して、ツーリングを楽しんでみてはいかがでしょう!

◆島ライダー
WEBサイト:https://www.shimarider.com/
Instagram:https://www.instagram.com/shima_rider_st/

◆尾道stay 源 -MINAMOTO-
WEBサイト:https://onomichi-stay-minamoto.com/

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この記事を書いた人

カブで旅するフォトライター。 愛車はランドセルがトレードマークの空色のスーパーカブ110(名前はソラコ)。 全国を走り、瀬戸内海に惚れて岡山県浅口市に移住。 Instagram @mk826jp / WEBメディア「平日バイク」でライダーたちを取材し発信中。

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