バイクのトランポ(トランスポーター)ってなに?
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バイクを積載して移動する乗り物のことをトランスポーター(略してトランポ)と呼び、Transport(輸送)するもの(Transporter)という意味の英語が語源です。
ナンバーが付いていない、公道走行できない競技用のバイク(レーサーやモトクロッサなど)をレース会場まで運ぶのにトランポは必須になります。
トランポを使う場面
トランポとして使われるのがハイエースなどのバンタイプの乗用車や、ステップワゴンなどのミニバン、エブリイなどのワンボックス軽自動車など様々です。
競技車両を積載し、レース会場まで運搬するのがトランポの利用方法として最も多いですが、ほかにも旅先でバイクに乗れるようトランポにバイクを積載していく人もいます。
原付バイクでもトランポに積載すれば、高速道路を使った長距移動ができ、車中泊も行えるので行動範囲も広がるでしょう。
バイク用トランポを選ぶ際に考えたい事・選び方
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バイク用トランポは様々なタイプの乗用車が選ばれていますが、トランポを選ぶ際は以下のポイントを意識しながら選ぶのがおすすめです。
- 車種
- 積載容量・積載スペースの広さ
- 使いやすさ
- 予算
順番に詳しく解説していきますので、トランポを選ぶ際の判断材料として参考にしてみてください。
1.車種
トランポとなる車両のパワーや燃費など、基本性能も使用状況に合わせてこだわりたいポイントです。
例えば、バイクを積載しながら急な坂道をいくつも超えていくような場合は、パワーのないトランポだと、難儀したりストレスが溜まったりするでしょう。
車中泊を行う場合は、バイクを積載しながらシートがリクライニングしないと、直立姿勢のまま寝ることになるので、使用状況に応じた車種選択が必要です。
2.積載容量・積載スペースの広さ
積載するバイクの大きさや車種に応じたトランポの車種を選ぶ必要があり、例えば大型バイクを運搬する場合、積載スペースの狭いトランポだと積載できないことがあります。
積載スペースの工夫をすればミニバンにも大型バイクを積載できますが、バイクの全高が積載スペースの床から天井までのサイズを超えると、バイクの積載ができません。
また、積載スペースが広いと、バイクを積載したまま車中泊ができたり、工具箱などの備品を積載したりでき、ゆとりのある輸送ができます。
3.使いやすさ
スライドドアの有無や、収納スペースに固定用ベルトをかけるフックの有無など、トランポとなる乗用車の使いやすさも選ぶ際に確認しておきたい点です。
工具箱やバイクの装備など、バイク以外にも積載するものが多い場合は、それらも固定しないと走行中にあちこち動き回るため、フックなどがあれば固定できます。
ほかにも、トランポのサイズや運転のしやすさも
含めた使いやすさもトランポを選ぶ際の重要なポイントで、サイズの大きな乗用車の運転が苦手な場合、ハイエースなど全長の長いトランポを選ぶと、運転に苦労するでしょう。
4.予算
トランポの車種によって購入に必要な予算が異なるため、予算が決まっている場合は、その範囲内でトランポを選ぶ必要があります。
トランポ車両を購入する場合、予算の目安は以下の通りです。
トランポの種類 | 新車乗り出し予算 | 中古車価格相場 |
バン (ハイエースなど) | 320万円~460万円程度 | 70万円~450万円前後 |
軽ワンボックス (エブリイなど) | 130万円~190万円程度 | 12万円~220万円前後 |
ミニバン (ステップワゴンなど) | 330万円~450万円程度 | 25万円~320万円前後 |
軽トラック (サンバーなど) | 130万円~160万円程度 | 10万円~130万円前後 |
ピックアップトラック (ハイラックスなど) | 430万円~550万円程度 | 25万円~480万円前後 |
まずは積載するバイクが収まるサイズのトランポを選択し、その上で予算や都合に応じた車種選びや、新車・中古車の選択を行いましょう。
トランポに必要なアイテムや装備が知りたい
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バイクを積載して輸送するうえで、トランポに必要なアイテムや装備、あると便利なアイテムを紹介していきます。
特に、ラダーレールやタイダウンベルトがないと、バイクの積載や固定ができないので、これらは必須のアイテムです。
ラダーレール
ラダーレースはトランポにバイクを積載する際に、荷物室口にかけてスロープを作る役割のアイテムです。
超軽量なバイクを除き、ラダーレールがないとバイクの積載ができないので、トランポの使用に必ず必要となります。
ラダーレールには、どれだけの重量まで耐えられるかという「耐荷重」があるので、積載するバイクに応じたラダーレールを選びましょう。
■折りたたみアルミラダーレール
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