国内A級と地方選手権でポイントを獲得した国内B級ライダーを対象としたトライアルの全国大会・MFJトライアルグランドチャンピオン大会。2024年は11月10日(土)に、全日本トライアル選手権の会場でもある和歌山県・湯浅トライアルパークにて開催した。
今年はグランドチャンピオン(GC)クラスに全国から72名がエントリー。冬晴れのなかスタートした大会は、湯浅トライアルパークを象徴するガレ場や斜面を活かしたセクションに手こずる選手も多かったが、チームや観客の応援を受け、どの選手も果敢にセクションへトライした。結果は、今年からオートバイのトライアルを始めたという15歳の木村 倭(やまと)選手が減点18で優勝をはたした。2位にはTY250Zで出場した26歳の前田将樹選手、12歳の岡 直樹選手が3位に入った。なお、グランドチャンピオンクラスの上位10名には翌年国際B級に申請昇格できる権利が付与される。
また、同大会では承認クラスとしてレディースクラス、オーバー50クラス、地区・チーム対抗戦も行われおり、レディースクラスは全日本トライアル選手権にも出場している中川瑠菜選手、オーバー50は地元・和歌山出身の村山拓也選手、地区・チーム対抗は中部チーム(永久保圭選手、大櫃千明選手、寺澤迪志)選手が優勝している。
GCクラス 優勝/木村 倭選手
「これまでは自転車トライアルをしていましたが今年からオートバイのトライアルに転向して、グランドチャンピオン大会で優勝するのが目標でした。1ラップ目は思いどおりの走りができませんでしたが、2ラップ目は思いどおりの走りができて、最終的に優勝できたのでとても嬉しいです。目指しているとことは世界選手権に出場して世界チャンピオンを獲ることことなのでこれからも頑張ります」
GCクラス 2位/前田将樹選手
「TY250Zで出場し、2位といういい結果を残せてとても嬉しいです。今回の沢などを使ったセクションは旧車というかTY250Z向きだったのではないかと思います。来年も公認車両であれば、厳しい戦いにはなるかもしれませんがこのTY250Zで全日本トライアル選手権も含め国際B級クラスで頑張りたいと思います」
GCクラス 3位/岡 直樹選手
「スーパークラスの選手が開催していたスクールなどを見てトライアルを始めました。今回は手をケガしていて何とか出場できた状態だったので10位以内に入れればいいなと思っていましたが、3位という結果を残せてすごく嬉しいです。来年は国際B級に上がって、まずはポイントを獲ることが目標です」
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