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Z1純正ステップの位置でいいと感じる方もいると思いますがもう少し後ろにあればなぁと思われる方もいらっしゃるかと思います
バックステップを装着するメリットはたくさんありますが自分に合ったライディングポジションになり「バイクとの一体感を高められる」、社外品を取り付けカスタムするため「ドレスアップ効果がある」この二つが大きなメリットです。
今回はZ系車両のバックステップをご紹介いたします。
現代にいたるまで様々なメーカーからあらゆる素材、製法、デザインで販売されています。
このコラムではPMCが取り扱っているバックステップについて解説していきます!
1.BILLETバックステップ TYPE-Z
まずはPMC新商品「バックステップTYPE-Z」です。
A2017ジュラルミン材から削り出されたこのバックステップの対応車種はZ1※~Z1000MK2のディスクブレーキ車です。
(72年~76年までのZ系はディスクブレーキに変更必須です)
ポジションは、純正ステップラバーの上面中央部分を基準に、後方へ約135mm、上方へ約65mm移動する設計です。
数値からも分かる通りTYPE-Zはかなり攻撃的で加速時にしっかり踏ん張ることができ、コーナリング時には荷重をかけやすいのでサーキットやワインディングが楽しくなります。
TYPE-Zの大きな特徴は4つあります。
1.ローレットの変更
ローレット部は従来のモデルよりも彫りの深いローレットとなり、滑りにくく踏ん張りやすい設計となってます。
さらにサーキット利用時に必要なバーエンドキャップが付属しております。
2.ブレーキスイッチフックへの対応
純正リアブレーキスイッチが使えるようにペダルの裏側にM3x5㎜穴を設けておりワイヤリング等でご使用が可能となります。
3.リターンスプリングの採用
ブレーキペダルを踏みこんだ後の戻りについて、リターンスプリングを採用する事でブレーキのレスポンスの向上を実現しました。
4.シフトバランスの改善
シフトバランスのレバー比バランスを見直し、より確実なシフトチェンジが行えるように改善しました。
またTYPE-1,2からはペダルのオフセットが継承され、外側にオフセットすることにより操作性と快適性を両立させています。
PMCのノウハウを結集し、さらなる進化を遂げたバックステップです。
2.BILLETバックステップキット 「TYPE-1」と「TYPE-2」
TYPE-Zの源流となったバックステップです。
こちらもA2017材ジュラルミンから削りだされるオールビレットです。
ライディングポジションもTYPE-Zと同じで後方へ135mm、上方へ65mm移動します。
BILLETバックステップTYPE-1
ペダル部はTYPE-Zとは異なりかなり細かな切れ込みが入っており「当時」のようなデザインとなっております。
ベースプレートとステップバーで支持されるペダルピポット部に両面シールドボールベアリングを採用しストレスの無いペダル動作から生まれる確実なシフトチェンジとブレーキワークの良さは多くのオーナー様から絶賛をいただいてます。
BILLETバックステップTYPE-2
「TYPE-1」と「TYPE-2」の大きな違いはマスターシリンダーのマウント方法が異なります。
TYPE-1はブレーキペダルから流れるように取り付くリアマウント形状となり、 TYPE-2はブレーキペダル上段から前方に向けて取り付くフロントマウント形状です。
登場してから少し形状変更はあったものの20年以上愛され続けているロングセラー製品です。
3.PAMSバックポジションキット
いわゆるジェロニモタイプのバックステップで純正ステップを左右入れ替えて逆付けするタイプです。
当時流行したバックステップで純正のステップをそのまま使えることから「オリジナルに近い仕様」にベストマッチします。
スタンダートデザインをベースにショート化したペダルはリンケージの角度や精度を徹底して追求し、繊細なシフトフィールと絶妙なブレーキタッチを引き出します。
ドラムブレーキ車はもちろん77年以降のディスクブレーキ車用、そしてペダル付き、ペダル無しをラインナップしてます。
固定式ステップバー付きドラム
可倒式ステップバー付きドラム
ステップバー無しドラム
Z750FX-1,Z1000MK2,Z1R
Z1000A1A2
Z750D1
4.ヴィンテージスタイルバックステップ
当時から見た目を大きく変えず今も愛されるバックステップを紹介します。
JMCバックステップ
70‘sルックにベストマッチするJMC製のバックステップキットです。砂型鋳造で作り出されるためビレットでは味わえない独特な質感に加え随所に施されたバフにより重厚感のある仕上がりとなってます。
ドラム、ディスク両方に対応したキットをご用意しております。
’72~’75Z1/Z2 ドラム
’77~’79Z750~1000 ディスク
’79~’81Z400FX(E1~E3)
’73~’79KH250/400
JMCワイヤー引きバックステップ
JMCワイヤー式バックステップは2種類あります。
どちらも当時と同じ鋳造工場で砂型鋳造製法にこだわり生産しています。削り出しでは味わえない鋳肌は使い込むほどに味が出るとともにノスタルジックさが演出されます。
1型は本体をフレームにクランプするタイプで2型はステップバーのスタッドボルトに固定するタイプとなっております。
復刻版 JMCワイヤー式バックステップキット 1型
復刻版 JMCワイヤー式バックステップキット 2型
ワイヤー引きバックステップ
ワイヤー引きバックステップは数種類のキャスティング型を制作し、粗い鋳肌や細部の仕上がりなどこちらも削り出しでは味わえない深い質感を再現しています。
ブレーキアームも専用でロングとなっており制動力も向上しています。
大きく分けて7つのバックステップを紹介しました。
現代に近いものはアルミ削り出しでデザイン性が高くまたシフトバランスの改善やリターンスプリングの採用しカスタムしている感が出るのもいいポイントですね。
当時ものは鋳物が多く使い込めば使い込むほど独特の味が出るものが特徴です。
こちらは純正ルック、当時仕様のカスタムをしている方にマッチしそうです。
普段の乗り方、カスタムの方向性でバックステップを選ばれると思います。
Z系車両のバックステップはPMCでもたくさん取り扱っているのでそこから選んでいただけると幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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