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馬場大貴、シリーズチャンピオンへ。JNCC第7戦 サンドバレー八犬伝

JNCC

第7戦 サンドバレー八犬伝

日程:2021年10月9日(土)、10日(日)

場所:千葉県君津市吉野404

 

千葉県にある採石場を借りた特設コース「サンドバレー八犬伝」で開催されたJNCC第7戦。関東からのアクセスの良さやスケールの大きさに多くの注目が集まった。参加台数はなんと500台超え。サンドへの対応力やCOMPコースに組み込まれた「八犬士クライム」が大きな目玉に。

 

目次

COMP-GP、馬場大貴がシリーズ優勝へ

 

JNCCフル参戦3年目にして、今季は6戦中4勝と勝利を重ねてきた馬場大貴。今回は、ランキング2位の小林雅裕よりも上位でゴールすればシリーズチャンピオンが決まるという大事な1戦であった。また、COMPクラスはFUNクラスと反対回りというコースレイアウト。FUNクラスで作られたワダチは入り口と出口が逆になっており、COMPクラスのライダーは難解なコースへの対応力が試された。

1コーナーはタイトかつスタートからの距離が近い。クラッシュが心配される中、スタートを飛び出してきたのは馬場大貴。次に松尾英之、内嶋亮と続いていった。アップダウンの少ない今回のコースでは、箇所箇所でのスピードの乗せ方が重要に。馬場は序盤からスピードを乗せ、1周目で後方と20〜30秒の差をつけた。

馬場のシリーズ優勝と同様に注目が集まったのが「八犬士クライム」。果たして登りきれるのか、多くの観客が注目していた。

直前には大きなフープスがあり、そこでいかにスピードを乗せるかが鍵となった。トップで姿を見せた馬場はフープスを2個ずつ飛んでスピードを乗せ、勢いを落とすこと無くクリア。観客を大いに盛り上げた。さらに、後続ライダーも次々と挑戦。

スポット参戦が話題となったモトクロスのトップライダー成田亮は、1周目の八犬士クライムで登り切れずタイムロス。かなり差が開いたと思われたが、ペースを落とすことなく7周目には3位に浮上。モトクロスに似たハイスピードコースに成田の速さや技術が光った。

安定的な走りを見せたのは小林雅裕。荒れていくコースに過酷さを感じていたという小林だが、1周目から2位をキープし、その実力を見せた。

1周目、後方との差を見てさらにペースを上げていった馬場。残り2周では八犬士クライムで前のライダーをよけた際に転倒も見られたが、その後も1位を譲ること無く、見事シリーズ優勝を勝ち取った。総合順位は、1位馬場、2位小林、3位成田という順に。来年はチャンピオンとしての馬場の走りに期待したい!

 

馬場大貴

「シリーズチャンピオン、最高に嬉しいです!勝ってチャンピオン決めるつもりだったので、勝てて本当によかったです。また応援よろしくお願いします」

 

小林雅裕

「すごい良いコースで、1・2周目は簡単なんですけど、段々とコースが荒れてきて、すごいワダチだらけになって過酷でした。そんな中2位獲れて、成田さんにも勝つことができたのでよかったです」

 

成田亮

「前回出る時に、僕はまだこの業界に来れないかなとも思ったんですけど、星野社長にお願いしまして……。とても器の大きい方で、大歓迎だと言っていただいたので、前回から出させていただきました。バイクも持っておらず貸していただいたので、みなさんのご協力のもとレースができていました」

COMP-AA2クラスはラスト3週というところで1位に浮上した小林雅人が優勝。スタートを2番手で出た松尾は誤ってコースをショートカットしてしまい、自己申告で1周減算、2位となった。COMP-Aは小菅泰輝、COMP-Bは酢崎友哉が優勝。COMP-Rでは富田悠仁が優勝し、若い顔ぶれが表彰台に並んだ。

 

小林雅人

「結果的に優勝という形になりましたが、今日は松尾さんに完敗です。悔しいので最終戦も練習してがんばります」

 

小菅泰輝

「すごいハードな疲れるコースで、今回はバイクも身体も壊さず優勝できて本当によかったと思います」

 

酢崎友哉

「最近トラブル続きでなかなか勝てなかったんですけど、地元開催で得意なモトクロスっぽいハイスピードコースということで、今回は勝ちたいなと思っていました。サンドのコースはあまり走ったことがなかったので、最初は苦戦してたんですけど、ピュアテックさんのマシンとレスポンスサスペンションのパフォーマンスに助けられて最後まで走り抜くことができました」

 

富田悠仁

「今回もTYSレーシングシンコータイヤさんにサポートしていただいて、レースをさせていただきました。前回までキャブレターモデルのRMZ450を乗っていたのですが、今回新型RMZ450に乗り換えまして、兄弟対決に備えてきました。前のRMZよりかなり乗りやすいバイクになっていて、このコースとのマッチングも良くて楽しいレースができました。おかげさまで弟に勝つことができて非常に嬉しいです」

 

若手の勢いが止まらない、FUN-GP

今回も若手の勢いが凄まじく、上位の顔ぶれを見るとほとんどが10代。若手の勢いを感じる一戦であった。そしてその勢いを引っ張っていたのが、FUN-BからFUN-Aへ特別昇格を果たした17歳の廣田優大。初めてのFUN-Aで初優勝と、周りを納得させる速さであった。

 

FUN-SA優勝は神馬健。FUN-Bでは廣田と同じ17歳の大重勇透、FUN-Cでは12歳の渡辺敬太が優勝を飾った。FUN-Dでは13歳の山田嵐士が優勝し、10位には最年少10歳で橋本大喜が入賞と若手の活躍が眩しく、今後の成長にも注目が集まる。

廣田優大

「今までの大会よりも観に来てくれた方が多くて、とても楽しいコースでした。下見の時点からテンション上がってて、1周目からずっと楽しんで走ることができました」

 

神馬健

「上位がこうして若者ばかりで、年齢が4分の1以下なんですね。その人達と一緒に話もレースもできるのはこの競技ならではかなと思います。応援も力になりました。ありがとうございました」

 

大重勇透

「今回慣れていないサンドで何度か危ないミスがあったんですけど、立て直すことができて、なんとかクラスで1位になれて嬉しいです」

 

渡辺敬太

「JNCCではFUNクラスで初めて優勝することができたのでとても嬉しいです。今回の八犬伝は採石場のサンドで、自分のホームコースもサンドなので得意分野であったというのもありました。Dクラスのトップライダーに総合で負けてしまったのはすごい悔しかったので、自分の走りを反省してもっと上手くなっていきたいと思います」

 

山田嵐士

「今日1周目で転んでしまって。1位獲れるかわからなかったのですが、楽しく走れてよかったです」

FUNクラスではエンデューロ車はもちろん、多様な車種での参加があるのも見応えの一つ。今回FUN-CクラスにCRF1000L アフリカツインカスタム・CRF1000Rで参戦していた雲島大吾。アフリカツインでサンドコースを走る姿に惹かれた人も多いのではないだろうか。レースについて聞くと「わだちが多くて、コースをすぐに変えられないんですよね。転倒は何回したかわからない」と、コースを乗りこなす難しさを話した。

 

さらに、若手の活躍はKIDS&TRYでも。SK Miniの河合華翔菜が総合2位に入ってきたのだ。

河合華翔菜

「総合1位を獲れなかったのは悔しかったのですが、次戦は総合1位獲れるように頑張るので応援よろしくお願いします」

 

最終戦となる次戦は11月21日(日)、グリーンバレーAAGP森羅で開催される。

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この記事を書いた人

Off1.jp(ANIMALHOUSE)所属。2016年からG-NETの取材を続けるカメラマン兼ライターです。台湾、韓国、ルーマニアクスら海外レースへも取材に出かけ、日本のハードエンデューロシーンにかける情熱は誰にも負けません!

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