カブで旅するフォトライター、「こばん」こと小林美希です。
岡山県浅口市在住の私ですが、2024年9月、フェリーに乗って、東北・北海道をツーリングしてきました。
走行距離はおよそ1,600km、10日間の旅です。
今回はその旅の中でも、特に印象深かった土地、秋田県の男鹿(おが)半島の、早朝でも楽しめる見どころを紹介します。
男鹿半島の南側から、時計回りで巡ります!
岡山県から東北・北海道へ行くルート
男鹿半島の見どころを紹介する前に、西日本在住ライダーにおすすめの東北・北海道へのアクセス方法を紹介します。
今回、私は、行きも帰りも新日本海フェリーを利用しました。
舞鶴(京都)と小樽(北海道)を結ぶ航路が有名ですが、実は週に1度、敦賀(福井)と新潟と秋田と苫小牧東(北海道)を結ぶフェリーが出航しているのです。
私は岡山県から福井県の敦賀フェリーターミナルまで自走し、そこから秋田港までは新日本海フェリーを利用しました。
ちなみに秋田→青森→北海道とツーリングを楽しみ、帰りは小樽フェリーターミナルから舞鶴フェリーターミナルまでのフェリーを利用しました。
男鹿半島について
男鹿と書いて、「おが」と読みます。私は最初、「おじか」だと思っていました。ごめんなさい!
男鹿半島といえば、「泣く子はいねえが~」でおなじみのナマハゲ。今回の旅で会えるでしょうか。
秋田県の西側、日本海沿いにちょこっと出っ張っているところが、男鹿半島。
秋田港から北上して30分も走れば、男鹿半島入りできます。
ちなみに、フェリーの着時間が朝の5:30なので、早朝から男鹿半島を走ることができました。
店などはあまり営業していませんでしたが、ぐるりと一周を目指して出発!
男鹿半島に向かう途中の県道56号沿いは風車が立ち並び、圧巻の風景でした。
男鹿スポット1 巨大なナマハゲがお出迎え!
国道101号でいよいよ男鹿半島入り!
というところで、15mもの二体の巨大なナマハゲがドーンと立ちはだかります。
ここは男鹿総合観光案内所。もちろん営業時間前で、朝7時前という時間でしたが、立ち寄って写真撮影されている方が多かったです。
私も記念にパチリ。大きすぎてどうやって撮ったらいいかわからないほど!
男鹿スポット2 意外な絶景 鵜ノ崎(うのさき)海岸公園
さらに西へ進むと、海が見えてきました。
それも、ここが日本海? と驚くほど穏やかな海。まるで瀬戸内海です。
「秋田のウユニ塩湖」と呼ばれる、鵜ノ崎海岸公園は、日本の渚100選に選ばれていて、あちこちに小さい岩が浮かぶ不思議な風景でした。
どうやら小さな岩は、干潮時だったから見れたようです。
海岸沿いは公園として整備されていて、ウォーキングを楽しんでいる人もちらほらおられました。
私は写真撮影に夢中!
男鹿スポット3 憧れのゴジラ岩!
テレビCMで見て、行ってみたかったゴジラ岩は、男鹿半島の南西、潮瀬崎(しおせざき)にありました。
車道から数分歩いて行く、磯場になります。
私が行ったのは早朝でしたが、夕日のころに人気のフォトスポットだそうです。
確かに、ゴジラが吠えているように見えますね!
ごつごつした磯場を歩いて行くのも楽しいスポットです。
男鹿スポット4 また出た!巨大ナマハゲ!
さらに海沿いを西へ進むと、住宅地(門前地区)の中に、またもやナマハゲが!
バスの停留所になっているようでした。ナマハゲのまわりが駐車場になっていて、空いていたらバイクと写真撮影しやすいです。
高さ9.99mは、ナマハゲの起源といわれる、鬼が積んだ赤神神社五社堂の石段999段にちなんでのことだそう。
このほか、男鹿半島北側にある、男鹿温泉郷の入口にも巨大ナマハゲ像があります!
男鹿スポット5 西側の道は断崖絶壁の風景!
男鹿半島の南側と西側では、大きく風景が異なります。
南側は遠浅な海岸沿いを走る低い道が多かったですが、西側はぐんとのぼって高さがあり、断崖絶壁の上を走るような道で、大迫力!
地球の成り立ちを学び、楽しむことのできる「大地の公園」、「ジオパーク」に認定されているだけあり、地形、地層が特徴的な男鹿半島。
バイクで走るとなおのこと、大地の力強さを感じます。
男鹿スポット6 テッパン! 入道崎
ころころと変わる風景を楽しみながら、男鹿半島の北の先端、入道崎を目指します。
このあたりは草原になっていて、見晴らしがよくて最高!
広い空、海を存分に感じることができます。
私は早朝に行ったので、お店はまだ営業していませんでしたが、名物石焼料理が味わえる店やお土産物屋さんが並び、海底透視船などもあるようです。
レトロな灯台もありましたよ。
男鹿スポット7 八望台
雄大な絶景が続いた男鹿半島の西側に対し、北側は暮らしが見える風景が広がっていました。
ちょうど稲刈り前の田んぼがきれいな時期でした。
海の風景を楽しんだので、山にのぼってみます。
大きな展望台がある、八望台というスポット。
火山活動でできた、戸賀湾・一ノ目潟・二ノ目潟が見渡せる景勝地です。
天気がいいと、奥羽山脈・青森県境まで眺望できるのだとか!
男鹿スポット8 なまはげ館と男鹿真山伝承館
やっぱり、あちこちで巨大なナマハゲを見たからには、なまはげについて知りたい! ということで、なまはげ館へ。
8:30から開館しているので、早朝ツーリングの後半に立ち寄るのにぴったり。
朝5:30に秋田港から走り、ツーリングを楽しんだ私が到着したのは10時前でした。
なまはげ館では、ナマハゲの歴史や、ナマハゲのお面などの道具を見ることができます。
各地で、まったく顔つきが違うんですよ。
隣接する男鹿真山伝承館と、両方見れる共通券をおすすめします。
大晦日にのみ地元の人以外には中々見ることができなかった民俗行事としてのナマハゲを体感できる、貴重な場所です。
真山地区で古くから伝わる角のないお面(鬼ではなく神様なのだそう)のナマハゲが、ペアになって民家にやってきます。
家の主人とのやりとりも見れて、臨場感たっぷり。必見です!
おわりに
絶景を堪能し、男鹿半島のシンボル、ナマハゲについて知れる、おすすめの男鹿半島周遊ルートをご紹介しました。
早朝につき、グルメが堪能できなかったのが残念。
また立ち寄りたいと思います!
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