ヘッドライトだけでは不安な足元を照らし、夜道や林道での安心感を格段に向上させるZETA RACING LEDフォグライトをご紹介。手軽なカスタムで愛車をレベルアップしませんか
そもそもフォグライトってなんなの?
フォグライト、というと四輪で使われるイメージの方がメジャーかもしれません。フロントライトとは別に下の方についている、黄色いレンズの小さなライトのことです。最近は黄色ではないことも多いですね。昔はオフロードを走る四駆につけることが多かったのですが、今では普通の乗用車にもついていることがよくあります。

そもそもフォグ=霧のことです。霧が出ているときには、通常の白いフロントライトの光が乱反射して視認性が悪く危ないので、黄色いレンズをつけたフォグライトを使います。黄色い光の波長は長いため、水滴や霧を通過しやすいのです。つまり、霧の中運転しない人にとっては、不要のものとも言えます。頻繁に山中を走る、霧が発生しやすい地域を走る、という人はあまり多くないですよね。

ハイエースにすら、フォグランプは付いています
オートバイの場合は、もちろん通勤など日常生活に使う場合もありますが、どちらかというと趣味で乗る人の方が多く、霧に出会うのはツーリング先であることが多いと思います。というわけで、最近ではオートバイにも霧の日のためにフォグライトを装着する人が多くなっている……わけがないでしょうが! 自分で突っ込んでしまいましたが、フォグライトを霧の日のためにつけているライダー/ドライバーは極まれだと思います。フォグライトを何故つけているのか? それは、一つには格好いいから。そしてもう一つは、明るいから、と断言していいと思います。
ヘッドライトでは不足しがちな足元を照らせる
さて、まずは実効的なことからお話ししましょう。オフロードバイクのライトカスタムが注目されたのは80年代後半くらいのこと。時はオフロードバイクブームで、パリダカは大盛り上がり。海外ラリーやレースに出かける一般人もたくさん現れました。ロサンゼルスから近いこともあってメキシコで開催されるBAJA500/1000は日本人に特に人気があり、もちろんホンダからもファクトリーバイクが走っていました。

丸目2灯のバハライト、明るさを求めるライダーだけでなく、スタイリングに憧れるライダーも多かった
そんな流れの中で、XLR250BAJAが発売。まさにそのBAJAの名前を冠されたマシンは、暗闇の荒野を走るための大きなバハライトと呼ばれる2つのライトが備わっていました。というのも、オフロードバイクのライトは、通常軽量に仕上げるために、コンパクトで非力だったのです。ガラスレンズでは重いため樹脂のレンズを使用していたこともあって、ほとんどのバイクは消費電力35Wしかないハロゲンランプを装備していました。夜を徹してツーリングにいくようなマニアックなライダー達は、提灯ライトと呼ばれた当時のトレールバイクのライトを改造して、できるだけ明るくしようと様々な工夫を凝らしていました。そんな中現れたXLR250BAJAが大人気を博したのは、当然の流れと言えるでしょう。その後も、ホンダだけでなくスズキがDJEBEL(ジェベル)を出したり、ヤマハがTT-R250 Raidを出したりと、とにかくバケツライトのオフロードバイクは、長い間実用面・ルックス面ともに大人気でした。
ただ、そんな遠くまで強力に照らせるバケツライトに不足していたのが足元の照明でした。おおよそ5〜10mくらいの近い範囲の路面状況がつかみづらかったため、これまた当時のライダー達は様々な工夫をしていました。その王道こそが、フォグライトの活用だったのです。小さめで光が拡散しやすいレンズのフォグライトを探してきて補助としてつけることで、夜も安全に走ろうとしたのです。
今のライトは明るい! しかし……
2010年代に入ってLEDのヘッドライトが当たり前になってきてから、オフロードバイクの光量は必要十分なレベルまで確保されました。ダートバイクプラスの寺尾店長によれば「昔はいろんなヘッドライトが売れましたが、今はまったく売れていません。オートバイのヘッドライトを交換する人が、そもそもいなくなったんですよ」とのこと。

しかし、オフロードバイクは車高も高いため、相変わらずヘッドライトは足元を照らしてくれないのです。大変前置きが長くなりましたが、そこで紹介したいのが、このたび開発されたZETA RACING LEDフォグライトです。コンパクトな個体ながら明るさは1500ルーメン、消費電力15W。ハロゲン時代に苦労させられたオフロードライダーからすれば、夢のような数値だと言えるでしょう。オルタネーターの発電量にも負担をかけることなく、昔のハロゲンライトに比べて3〜4倍は明るいのです。その光源をもとに計算し尽くされたワイドレンズで路面を照らすため、視界は大きく変わります。特に夜のワインディングや林道などでの走りやすさは、何倍にも感じることでしょう。あの、日が暮れてしまった後に狭いつづら折れを淡々と走る時の心細さは、これで解決です。


散々フォグとして使うことは少ない、と言っておきながらこのLEDフォグライトにはちゃんと黄色い発光モードもついています。手元のスイッチでイエローのロービーム、ホワイトのハイビームを切り替えられる仕様になっています。霧の時はイエローのロービームを常用し、単独走行など暗いときはハイビームでしっかり明るい中を走ろうというコンセプトですね。この設定はライトの取り付けを変えることで逆にすることも可能です。

スイッチでハイ・ローを切り替え可能
さらに、このLEDフォグライトは車種専用設計。現在はCRF250L/RALLY、セロー250、CT125ハンターカブのラインナップ。面倒な配線加工なども必要なく、カプラーオン、ボルトオンで取り付け可能なところも嬉しいですね。


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