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バイクのマフラー音を好みのいい音にしたい!種類や交換時の注意点を解説

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バイクのマフラーをいい音にしたい!方法はある?

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バイクのマフラー交換は、最も手軽に排気音を変えられるアイテムで、「バイクの排気音をいい音に変えたい」と交換する方も多いです。マフラー交換は、甲高い音やレースマシーンのような音など排気音が変化するほかに、軽量化や排気効率の向上など、様々な効果がある人気のカスタムです。

いい音とは?

人それぞれ音の好みが異なるため、「いい音」とは、その人にとってのいい音を指します。甲高い管楽器のような音をいい音と思う人がいれば、アメリカンバイクのようなバリバリ音がいい音と思う人もいるでしょう。いい音を求める場合は、まず「自分にとっていい音とはどんな音なのか」を明確にした上で、求める音を実現できるマフラーやエキパイなど、排気系を探していくのがおすすめです。

素材を意識してみる

バイクのマフラーや排気管の材質によって排気音も変わりますので、いい音を求めている方は、材質を元に導入する製品を考えるのがおすすめです。社外マフラーで一般的なのがステンレスで、素材の厚みが薄いほどより高音寄りのサウンドになりますが、純正で多く採用されているスチール製と比べると、より高音が強調されたサウンドになります。チタン製はステンレスに比べ強度があるため薄く、ステンレスよりも低音が抑えられた甲高いサウンドとなりますが、ステンレスよりも軽くて丈夫なのも特徴です。

爆音にするには

バイクのマフラーはサイレンサーが付いており、サイレンサーによって排気音を抑えているので、サイレンサーを抜けばより大きなサウンドが手に入ります。しかし、排気音量によっては交通警察の取り締まり対象となりますし、スクーターでサイレンサーを抜くとトルクを失って走行が難しくなるので注意が必要です。

甲高い音にするには

エンジン回転数のレッドゾーンが1万回転以上あるような、高回転型のエンジンを搭載したバイクは甲高いサウンドが出しやすいです。また、チタン製のマフラーは肉厚が薄い影響もあり、ステンレス製よりも甲高いサウンドが出ます。チタン製マフラーはステンレス製に比べると高価ですが、高回転エンジンのバイクにチタンマフラーの組み合わせで、より甲高いサウンドが手に入るでしょう。

F1サウンドとも称される高回転バイク

ハイブリッドのパワー・ユニットの導入により、2014年を境にF1は甲高いサウンドではなくなっていますが、かつてのF1のような官能的で甲高いサウンドを出せるバイクがあります。有名なのは、F1サウンドと称されるKAWASAKIのバリオスや、HONDAのホーネット250にMC22型のCBR250RRなど、250ccクラスバイクです。共通するのが、エンジン回転数が2万回転前後まで回る高回転型な点で、MC22型のCBR250RRは直列4気筒エンジンにレブリミットが19,000rpmと、超高回転型のエンジンが搭載されています。

バイクマフラーの種類

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バイクのマフラーには「スリップオン」と「フルエキゾースト」の2種類があり、交換の手間や費用面で、より簡単に安く交換できるのがスリップオンです。フルエキゾーストはスリップオンに比べるとやや交換に手間がかかり、費用面でも高額ですが、バイク性能のアップや軽量化が期待できます。

種類1.スリップオンマフラー

スリップオンマフラーは、マフラーのサイレンサー部分のみ交換するタイプのマフラーです。エキゾーストパイプ部分を残し、サイレンサー部分だけの交換となるため、フルエキゾーストに比べ商品価格も安く、交換の手間や交換工賃も安く上がります。手軽にマフラー交換を行いたい方におすすめのマフラー交換ですが、交換がサイレンサー部分に限られることから、フルエキゾーストに比べると音の変化も小さめです。

リアルスペック スリップオン マフラー X-ADV rs gear

リアルスペック スリップオン マフラー チタンドラッグブルー カーボンエンド X-ADV 軽量 サイレンサー

「リアルスペック スリップオン マフラー」は、全年式のX-ADVに対応した、低中回転のトルクアップが望めるスリップオンマフラーです。サイレンサー部分にチタン合金とドライカーボンを使用し、軽量化を図るとともに見た目の高級感も演出してくれます。エンド部分にドライカーボンが使用されているので、乾いたような心踊るビッグツインサウンドが得られるマフラーです。

  • 車種:HONDA X-ADV
  • メーカー:rs gear(アールズギア)
  • 販売価格(税込):76,344円

ZERO ゼロ スリップオンマフラー MORIWAKI ENGINEERING

ZERO ゼロ スリップオンマフラー MORIWAKI ENGINEERING

シートに並行する形で車体にマッチするデザインの「ZERO スリップオンマフラーは」、2018年式モデル以降のHONDA CB400 SFとSB用スリップオンマフラーです。フルエキゾーストのZEROをベースに、直径100mmの薄型サイレンサーを採用し、ネイキッドのSFとハーフカウルのSBのどちらにも合うデザインに仕上がっています。チタンの美しい焼け具合と、CB400SF/SBにマッチするデザインで、車体全体を通しての見た目にまでこだわったスリップオンマフラーです。

  • 車種:HONDA CB400SF
  • メーカー:MORIWAKI ENGINEERING(モリワキ・エンジニアリング)
  • 販売価格(税込):66,278円

SLIP ON LINE マフラー カーボン CBR250RR AKRAPOVIC

SLIP ON LINE マフラー カーボン CBR250RR AKRAPOVIC

レース専用マフラーを生産しているAKRAPOVIC(アクラポビッチ)の「SLIP ON LINE マフラー カーボン」は、公道も走行可能なスリップオンマフラーです。サーキットなどレースシーンで積み上げてきたノウハウや実績を元に生産される、レース直系の本格的なマフラーですが、公道でも使用できるマフラーとして、全国二輪車用品適合会(JMCA)の認証マークを備えています。HONDA250RR/250RR ABSの2017年~21年モデルに対応、カーボンのサイレンサーとAKRAPOVICのロゴが印象的な、見た目もレーシーなスリップオンマフラーです。

  • 車種:CBR250RR
  • メーカー:AKRAPOVIC(アクラポビッチ)
  • 販売価格(税込):86,364円

種類2.フルエキゾーストマフラー

フルエキゾーストマフラーは、エンジン排気口からサイレンサーまで、排気部をすべて交換するタイプです。交換する部分が多いので、スリップオンマフラーよりも排気効率の向上による性能アップや、交換による重量の軽減が期待できます。

バリオス2型 マフラー ショート管 VERTEX

バリオス2型 マフラー ショート管 VERTEX

VERTEX「マフラー ショート管」は、KAWASAKIのバリオス2型用の集合マフラーです。エキゾーストパイプの直径が35mm、マフラーテールエンドの直径が70mmのショート管で、「零式」と大きく表記された耐熱ステッカーも付属しています。インナーサイレンサーはネジ1本で簡単に取り外しが可能で、より大きな音を出して走れる環境では、普段とは違った音が楽しめるフルエキゾーストマフラーです。

  • 車種:KAWASAKI バリオス(2型)
  • メーカー:VERTEX(バーテックス)
  • 販売価格(税込):24,904円

リアルスペック フルエキゾースト マフラー シングル rs gear

リアルスペック フルエキゾースト マフラー シングル rs gear

rs gear「リアルスペック フルエキゾースト マフラー シングル」は、チタンの焼け具合が美しい、高級感溢れるデザインのフルエキゾーストマフラーです。実用域の低・中回転域から大幅にパワーとトルクがアップし、低回転から高回転まで、全域において純正よりもよりスムーズな吹け上がりになります。素材にはチタン合金とドライカーボンが使われており、交換による軽量化と見た目の美しさが得られ、実用性とデザイン性に優れたマフラーです。

  • 車種:HONDA CB1300SF
  • メーカー:rs gear
  • 販売価格(税込):228,800円

ZERO フルエキゾーストマフラー PCX MORIWAKI ENGINEERING

ZERO フルエキゾーストマフラー PCX MORIWAKI ENGINEERING

HONDA PCX系統に装着できるフルエキゾーストマフラーが、MORIWAKI ENGINEERINGの「ZERO フルエキゾーストマフラー」です。(JMCA認定品)エキマニ素材はステンレス、サイレンサーはチタンでできており、サイレンサー部分にはチタンの独特な美しい焼け具合が見られるので、高級感溢れる仕上がりとなっています。低速からのトルクやパワーアップに加え軽量化にもなり、センタースタンドも従来のまま使用可能です。

  • 車種:HONDA PCX、PCX150、PCX HYBRID
  • メーカー:MORIWAKI ENGINEERING
  • 販売価格(税込):42,177円

マフラー交換時の注意点

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マフラー交換して公道を走行する場合、音量や排気ガス値などが法律の範囲で適切に収まっているかどうかをチェックする必要があります。車検のあるバイクは法律の規定値を超えていると車検が通せなくなりますし、車検のないバイクであっても、警察の取り締まりの対象となることがあるので、マフラーを選ぶ際は注意が必要です。

注意点1.騒音規制値

バイクの排気音は、法律で定められている騒音規制値の数値内に収まっている必要があり、数値を超えると車検が通らなかったり、警察の取り締まりの対象となったりします。騒音規制値はマフラーの出口から50cm、後方45度の位置で排気音の測定を行う「近接騒音測定」によって行われ、数値内に収まっていないと青キップを切られることも。マフラー交換をして公道走行を行う場合は、交換するマフラーが騒音規制値の数値内に収まっているかどうかを確認の上、公道を走行しましょう。

バイク排気量近接騒音測定値
~50cc84dB
~125cc90dB
~400cc94dB
400cc超94dB

年々厳しくなる騒音規制値

騒音規制値は、年を経る事に騒音規制値の基準が厳しくなっており、最初に規制値が設けられたのは1952年(昭和27年)でしたが、当時は既定値も緩かったため、バイク生産メーカーも自由に生産できました。1986年(昭和61年)には新たに加速走行騒音という「加速時の音量測定(75dB)」が基準に入れられ、2001年(平成13年)規制では、1952年に導入された最初の規制の約20分の1の基準となり、生産メーカーに重くのしかかります。さらに厳しい基準が2010年(平成22年)に導入され、今後は排気音がほとんど出ないバイク(EVなど)に主力が移っていく可能性がありますが、現状でEV車は問題が山積みです。EVの充電スポット不足やガソリンに比べ充電(補給)に時間がかかる点、冬場など気温の低い時は後続距離が大幅に低下、使用済みバッテリーの廃棄方法の問題、火が出た時に消化できないなど多くの問題があります。

注意点2.排出ガス規制値

排出ガス規制値とは環境保全の観点から、排出ガス規制値は道路運送車両法によって定められる、バイクの排気ガスに含まれる有害物質の規定値です。年々排出ガス既定値の基準が厳しくなり、既定値を超えるバイクは販売できないため、基準のクリアが難しく販売を終了するモデルも数多くあります。すでに乗っているバイクが基準値をクリアできなくてもそのまま継続して乗れますが、基準クリアの難しい原付は2025年10月末までの猶予期間が儲けられており、今後生産終了となる原付も出てくるでしょう。

マフラー音の調節には「バッフル」

バイクのマフラー音を調整できるアイテムが、サイレンサーの中に入れ固定して使うバッフル(インナーサイレンサー)です。平成28年の法改正により車検が必要なバイクは、取り外しが可能なバッフルを装着していると車検が通らないので、車検を通そうと考えている方は溶接で固定するなど、脱着できない状態にする必要があります。

インナーサイレンサー 1-3/4インチパイプ用

インナーサイレンサー 1-3/4インチパイプ用

KIJIMA「インナーサイレンサー 1-3/4インチパイプ用」は、ドラッグパイプやエキパイに使用できるインナーサイレンサーです。全長は203mmで、取り付けにはM6の取り付け穴を加工する必要がありますが、内側に突出したツメに排気がぶつかって消音効果を果たします。

  • メーカー:KIJIMA(キジマ)
  • 販売価格(税込):976円

インナーサイレンサー φ67.5 ショート管φ70用

VERTEX インナーサイレンサー φ67.5 ショート管φ70用

VERTEX「インナーサイレンサー φ67.5 ショート管φ70用」は、インナーパイプにグラスウールが巻き付けられたタイプのインナーサイレンサーです。車種などによっても変わりますが、インナーサイレンサーを取り付ければ、平均して6dB程度の音量低下が期待できます。ショート管の直径70mmに適合し、グラスウールを巻き付けてあるので、低音~高音域に渡ってバランスよく音量を落とす効果も高いです。

  • メーカー:VERTEX(バーテックス)
  • 販売価格(税込):2,860円

インナーサイレンサー 2インチパイプ用

インナーサイレンサー 2インチパイプ用

KIJIMA「インナーサイレンサー 2インチパイプ用」は、先にご紹介した「1-3/4インチパイプ用」より短いタイプの2インチ用インナーサイレンサーです。ドラッグパイプやエキパイに使用でき、内側に切り込まれたツメが排気に干渉し、音量を下げてくれますが、取り付けにはM6用の取り付け穴をあける必要があります。

  • メーカー:KIJIMA
  • 販売価格(税込):667円

グラスウール アコスタフィル 320×1100mm

グラスウール アコスタフィル 320×1100mm

交換用のグラスウールが、KIJIMA「グラスウール アコスタフィル 320×1100mm」です。グラスウールを巻き付けたサイレンサーは、長時間使っていると目詰まりを起こし、音量低下の機能が弱まってくることがあります。そんな場合は、こちらのグラスウールに交換すれば機能が復活しますし、パイプ単体のサイレンサーでもう少し音量を落としたい場合にも使えるので、便利です。

  • メーカー:KIJIMA
  • 販売価格(税込):4,445円

バイクのマフラー音に関するFAQ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/8A-1283299/

バイクのマフラー音に関する「よくある質問や疑問」と「回答」についてまとめてあります。マフラー音にこだわりたい方、異変かな?と思われる音が聴こえる場合は、ぜひ参考にしてみてください。

バイクのマフラーから「バリバリ」「バタバタ」と音がする理由は?

バイクのマフラーから「バリバリ」や「バタバタ」といった音がする場合は、マフラーの故障が疑われます。マフラーの故障は燃費性能の悪化やエンジン排気効率の悪化、ほかにも排気効率が下がってエンジン内にカーボンやすすが溜まりやすくなるので、早めにバイクショップでの点検がおすすめです。

バイクのマフラーから「パンパン」と音がする理由は?

バイクのマフラーから「パンパン」といった爆発音のような音がする場合は、アフターファイヤーが発生している可能性があります。アフターファイヤーは、本来であればエンジン内で燃焼する燃料がマフラー付近まで流れ、マフラーの熱によって燃焼して起きる現象です。混合気が濃すぎたり、プラグの点火状態が悪かったりするとアフターファイヤーが起こりやすくなりますが、インジェクションを搭載したバイクは、コンピューター制御に問題がある場合もあります。

バイクのマフラーから「ボボボ」と音がする理由は?

マフラーから「ボボボ」といった音がする場合、マフラーが腐食やサビなどで破れていたり、損傷していたりする可能性があります。腐食や損傷などによって穴が開き、排気漏れによって「ボボボ」といった音を出すことがあるので、マフラーが損傷していないか、サビや腐食などで穴が開いていないか確認しましょう。小さな穴の場合は補修用の耐熱パテで穴を塞げば音は静まりますが、サビや腐食が進んだ経年劣化の酷い状態だと、穴を塞いでもまた別の位置に穴が開くこともあるので、マフラー交換を検討するのがおすすめです。

バイクのマフラーから「カラカラ」と音がする理由は?

バイクのマフラーから「カラカラ」とか「コロコロ」といった音がする場合は、マフラーの中に金属片や小石などの異物が侵入しているか、マフラー周辺のパーツが破損している可能性があります。異物はアクセルを強く煽ると出ていくこともありますが、マフラー周辺のパーツが破損している場合は、早めに点検や交換しましょう。カラカラ音がエンジンから聴こえる場合は、タペット音やノッキングの可能性があります。

まとめ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/8B-2791642/

バイクのマフラー排気音をいい音にする方法について解説してきましたが、いい音の定義は人によって異なります。いい音にしたい方は、まず「自分にとっていい音とはどんな音か」「自分の求める音はどんな音なのか」をハッキリさせた上で、いい音を求めるのがおすすめです。また、バイクのマフラー周辺からする異音の原因についても解説していますので、マフラーの異音が気になっている方は、そちらも参考にしてみてください。

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