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バイクの点検にかかる費用はどれくらい?点検の種類、排気量の種類別に解説!

目次

バイクの点検は大きく分けて3種類

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A4-2834764/

バイクを長く安定したコンディションで乗り続けるために必要なのが点検で、車検が必要ない250cc以下のバイクは点検を怠ると、バイクが不調になる予兆を見逃すことにもなりかねません。よりバイクを安全に長く乗るために点検はかかせませんが、バイクを新車で購入した場合、点検には「初回」「日常」「定期」の3種類があります。

1.初回点検(1か月or1000km走行)

初回点検とは、バイクを新車で購入した際、購入日から1ヶ月経過時または1,000Km走行時に行う点検のことです。HONDAの場合、HONDAの新車を正規販売店で購入した日より50日以内、または期間内に走行距離が1,000kmに到達した場合、無償でエンジンやチェーンの遊びなど10項目以上の点検が受けられます。初回点検は法定点検のように受けるのが義務ではありませんが、エンジンの吹け上がりや回転数が安定しているかなど、今後の走行に影響する重要な箇所の点検なので受けるようにしましょう。

2.日常点検

日常点検はバイクに乗る前に行う点検のことで、タイヤの残り溝やヘッドライト・ウインカーなど灯火類の点灯チェック、ブレーキの遊びや効き具合の点検など、バイクを安全に走らせるために必要な点検です。タイヤの残り溝やブレーキ周りの点検は、ブレーキ時の制動距離に影響する重要な部分で、タイヤが摩耗したまま乗っていると、雨天時に滑りやすく走行が不安定になります。また、灯火類に不備があると違反の取り締まり対象となりますので、バイクに乗る前は日常点検を行いましょう。

3.定期点検(1年点検/法定点検)

定期点検は、法律で点検を義務付けられている1年(12ヶ月)おきに行う点検のこと。法定点検といえども、定期点検を怠っても法的な罰則はありませんが、バイクを長く安全に乗るために必要な点検です。点検項目は、12ヶ月点検で33項目、24ヶ月点検で52項目もの点検項目が定められており、日常点検では点検できていない箇所の点検が多く含まれています。

バイクの点検を行わないとどうなる?

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AF-8112921/

点検で発見できた小さな不具合も、点検を怠って放置したことで、パーツの破損など重大なことに発展することがありますし、最悪の場合は事故につながることもあります。バイクの点検を行わなかったことにより、起こり得ることは以下の通りです。

  • 燃費性能の低下
  • 錆の発生
  • ブレーキの効きが悪くなる
  • 走行性能の低下
  • メーカー保証が受けられなくなる

燃費性能の低下

バイクの点検を行わないと、バイク本来の性能が発揮できないばかりでなく、燃費の悪化にもつながります。エアーフィルターにゴミやホコリなどがたまり、目詰まりを起こしていると、最適な空気が吸い込めなくなり、エンジン本来のパワーが出せないことも。パワーが出ないと、正常なときよりもより多めにアクセルを開けないと、同じ速度での巡航が難しくなるため、燃費性能が悪化しやすいです。

錆の発生

点検を行わないとバイクの細部にまで目が行き届かないため、錆が発生しやすかったり、錆の発生に気が付かなかったりします。特に雨天走行後や海の近くを走行したあとに洗車を行わなかったり、梅雨など湿気の多い時期に洗車を怠ったりすると、錆が発生しやすいです。錆の発生を少しでも抑えるために定期的に洗車を行い、錆が発生していないか確認しましょう。

ブレーキの効きが悪くなる

ブレーキ周りの点検を行わないと、ブレーキパッドの残量の確認やブレーキローターの摩耗が進み、ブレーキ性能が低下していることがあります。また、ブレーキフルードの中に空気が入り込んで「エアーが噛む状態」になっていることがあるなど、ブレーキのタッチや効きが悪くなっていることも。ブレーキは十分に発揮できていないと事故にも直結する部位なので、パッドやディスクローターを適切な時期に交換し、エアーが噛んでいないかチェックするなど、しっかりメンテナンスを行いましょう。

走行性能の低下

メンテナンスを行わないと、ハンドル周りにガタつきが生じたり、サスペンションにへたりが起きたりするなど、走行性能の低下も起きます。定期的なタイヤの交換や空気圧のチェックもブレーキや走行性能に関わる部分で、交換を怠ると、ブレーキ性能の低下や雨天時のスリップしやすさにつながり、安全面に大きく影響する部分です。走行性能が低下すると、バイク本来の走行ができなくなるので、定期的にパーツ交換やオーバーホールするなど、しっかりメンテナンスを行いましょう。

メーカー保証が受けられなくなる

定期点検を怠ると、メーカー保証が受けられなくなる可能性や、不具合が起きる可能性があります。メーカー保証は多くの場合、初回点検や定期点検を受けた上での保証となっているため、点検を怠ったことによる不具合は、メーカー保証の対象外となることも。ハンドルのかじ取り装置やクラッチなど動力伝達装置など、バイク走行に関わる重要な箇所の点検が行われるため、不具合があった場合は放置することとなり、危険です。

バイクの点検にかかる費用は?

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長く安心してバイクに乗るには、点検や消耗品の交換など、定期的なメンテナンスが必要です。バイクの1年点検をバイクショップなどに依頼した場合の費用目安を、バイクの排気量ごとに解説していきます。

原付(125cc以下)

排気量が125cc以下の原付一種・二種バイクの1年点検にかかる費用相場は、6,000円~9,000円前後です。上記の費用に加え、オイルやブレーキパッド、タイヤなど消耗品の交換が必要な場合は、別途オイルや部品代と交換工賃が必要になります。例として、原付バイクの1年点検とオイル、ブレーキパッドの交換を行った場合の総額は、15,000円程度(交換費用7,000円(部品・オイル代+工賃)です。

小型(125cc~250cc)

小型限定バイク免許クラス(125cc超~250cc未満)のバイクに必要な1年点検の費用は、8,000円~15,000円前後です。全国に店舗を構えるレッドバロンの1年点検では、年間走行距離が1,500kmを超えるか超えないかによって、多少費用が異なります。年間走行距離が1,500km以下の場合は7,040円(税込)、1,500kmを超える場合は8,470円(税込)が基本料金です。

参照元:レッドバロン https://www.redbaron.co.jp/service/inspection/

中型(250cc~400cc)

車検の必要がない中型250ccクラスの1年点検に必要な費用相場は、9,000円~15,000円前後で、フルカウルの場合は、カウル脱着の工賃として2,000円前後加算されることがあります。排気量が250ccを超える、車検が必要な中型クラスの1年点検費用は、10,000円~16,000円前後です。車検が必要なバイクは、車検時に交換するからと消耗品の交換を先延ばしにするケースもありますが、バイクの走行安定性に関わるパーツは、安全運転の観点から都度交換しましょう。

大型(400cc超)

排気量が400cc超となる大型クラスバイクの1年点検費用相場は、11,000円~20,000円前後です。1年点検の費用も割かし高額なので、少しでも点検費用を抑えたい場合は、ショップで相見積もりを取ったうえ、少しでも費用の安いショップに依頼するとよいでしょう。

輸入車(250cc~400cc)

中型免許で乗れる輸入車(250cc~400cc)の1年点検の費用相場は、10,000円~18,000円前後になります。輸入車は国産車に比べ点検や車検費用が高額となる傾向にあり、国産車と比較すると、2割程度費用が高いです。また、部品代も国産車に比べ2割程度高額となっていることも多く、交換するパーツによっては入荷まで長期の待ち時間が必要なこともあります。

輸入車(400cc超)

排気量が400ccを超える、大型クラス輸入車の1年点検に必要な費用相場は、18,000円~30,000円程度です。輸入車のメーカーによっては点検に専用の機器が必要なこともあり、安いショップを探して点検を依頼する、ということが難しいケースもあります。

ハーレー・ダビッドソン(大型)

ハーレー・ダビッドソンの1年点検の費用はバイクのジャンルによって異なり、22,000円~33,000円程度です。(税込)

ジャンルによる費用相場は以下のようになっています。

ジャンル1年点検費用(税込)
SPORT22,000円
CRUISER22,000円
ADVENTURE33,000円
TOURING33,000円
GRAND AMERICAN33,000円
参照元:ハーレー・ダビッドソン シティ
https://www.hd-city.com/maintenance

バイクの点検にかかる費用を安く抑える方法4選

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AF-5880126/

少しでもバイクの点検費用を抑えたい場合は、以下の方法を試してみましょう。

  1. メンテナンスパックを活用する
  2. パーツ持ち込みできるショップを利用する
  3. 自分でできる箇所は自分でメンテナンスする
  4. 相見積もりで料金を比較する

1.メンテナンスパックを活用する

メンテナンスパックとは、新車購入時に設定できる、点検整備や消耗品の工賃や費用がセットになったオプションのことです。オイル交換費用や点検費用がすべて組み込まれたお得なパックとなっており、点検のみを行う場合よりも費用が安くなっています。数回分のオイル交換や点検費用がまとまっているので、パック料金だけで見ると高い気がしますが、トータルでランニングコストを抑えるのに有効なパックです。

2.パーツ持ち込みできるショップを利用する

パーツの持ち込みがOKなショップを利用すれば、パーツ代を節約でき、費用の総額を抑えることが可能です。オイルやブレーキパッドなどの消耗品は、通販などで安く手配できれば、ショップで手配してもらった場合との差額分がメンテナンス費用の節約につながります。持ち込みの場合は交換工賃が割増しになるショップもあり、持ち込みが可能でなおかつ、工賃が変わらないショップを探す手間がかかりますが、メンテナンス費用を安くできる方法の1つです。

3.自分でできる箇所は自分でメンテナンスする

自分で交換やメンテナンスをすれば、その分の工賃が発生しないので、費用が抑えられます。また、交換に必要なパーツ類も通販でより安いところを探して手配すれば、トータルでより大きな節約になるでしょう。工具が揃っていない場合は、工具を買い揃える費用が必要になるので、工具を揃えるための初期費用が必要です。

4.相見積もりで料金を比較する

メンテナンスを行ってくれるショップ数店で相見積もりを取り、その中から最も費用が安いショップを選べば費用の節約につながります。ショップを周ったり、見積もりを出してもらったりする労力は必要ですが、同じ1年点検でもショップによって費用に数千円の開きがあることも。点検やサービス内容がショップによって異なることもあるため、内容を確認した上で比較をしましょう。

まとめ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/93-1839003/

バイクの点検やメンテナンスについて、どのような点検・メンテナンスがあるのかの解説とともに、それらを行わなかった場合に起こり得る事態についても解説してきました。バイクを長く安心して乗り続けるためには、定期的な点検と、消耗品の交換などメンテナンスが必要です。メンテナンスをバイクショップに依頼した場合の費用目安についても解説していますので、それらを参考に、安心で安全なバイクライフをお過ごしください。

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