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豊島の絶景&アート巡り 絶対行ってほしい定番・穴場スポット8選|こばんとソラコ vol.8

カブで旅するフォトライター、「こばん」こと小林美希です。

豊島(てしま)という瀬戸内海に浮かぶ島をご存じですか。
その隣の小豆島(しょうどしま)は知っている・行ったことがある人が多いかもしれません。
実はのどかな風景と絶景スポットが混在し、アート巡りができて楽しい島。
私は小豆島よりもよく行っており、お気に入りのリトリートスポットです。
日帰りもいいですが、一泊してゆっくり巡るのもおすすめ。隣の小豆島とセットで旅するのもいいと思います。
豊島の絶景&アートスポットを、定番から穴場まで8つ紹介します。

目次

豊島について

香川県と岡山県の中間あたりに位置する、面積約14.5平方km、人口約800人の小さな島です。

「豊かな島」と書く通り、豊かな自然と恵みにあふれています。
花崗岩の台地に湧く水が稲作を支え、かつては棚田が一面に広がっていたそう。
美しい瀬戸内海に囲まれ、漁業や果樹栽培も盛んです。
近年ではアートとともに再生された棚田の風景をひと目見ようと、国外からも観光客が訪れています。

バイクで豊島へ行くには

豊島へのアクセスは、岡山県の宇野港または香川県の高松港から可能ですが、高松港からは直行便はなく、小豆島・土庄港で乗り換えが必要となるのでご注意ください。

豊島には家浦港唐櫃港の2つの港があり、目的地に近い港を選ぶとよいでしょう。​

岡山県の宇野港からは、「小豆島豊島フェリー」から旅客船とフェリーが出航しており、バイクと乗船できるのはフェリーだけとなります。
宇野港から家浦港まで、約40分。1日に3~4便となります。

高松港から豊島に行く場合は、まず高松港から小豆島の土庄港行きのフェリー(複数のフェリー会社から、1日に合計15本ほど出航)に乗り、土庄港に行きます。
土庄港からは1日に3~4本、豊島行きのフェリー(小豆島豊島フェリー)が出ているので、その便で豊島に行くことができます。
旅客船にはバイクと一緒に乗れないので注意してください。所要時間は唐櫃港まで約20分です。​

​出航時刻や便数は、季節や曜日によって変動するため、最新の時刻表を確認の上、計画を立ててください。

小豆島豊島フェリーの時刻表ページはこちら

1.唐櫃の棚田(定番絶景)

私のおすすめ8スポットを、代表的な観光スポット「唐櫃の棚田」から島を時計回りに紹介していきます!

豊島の唐櫃地区にはかつて、海を展望する斜面一帯に棚田が広がっていました。島の中央にある檀山からの湧き水を使い、稲作が盛んだったのです。
やがて耕作放棄が進み、荒れ地となりましたが、2010年の豊島美術館開館を機に、住民や行政、福武財団の手で復元。瀬戸内の海を見下ろす棚田は、今や島の象徴的な風景です。

海にダイブするような道路の写真を見たことがありませんか? 棚田のあたりから撮影できます。
私は行けたことがないのですが、田植えの時期や、稲刈りのシーズンに来ることができると、より感慨深い風景となりそうです。

写真の右上に見えている白いドームが、豊島美術館です。

2.豊島美術館(定番アート)

​唐櫃の棚田や瀬戸内海と調和したたずむ「豊島美術館」は、自然と建築が融合した美術館です。

予約制なので、事前予約をしていきましょう。
​水滴のような形状の建物は、柱のないコンクリート・シェル構造で、天井の開口部から自然の風や光を取り込みます。
​内部では、あちこちで水が湧き出ており、時間の経過とともに変化する空間を体験できます。
外の芝生広場も展望が良く気持ちがいいですよ。

豊島美術館
https://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html
●開館時間:3月~9月
10:00~17:00(最終入館16:30)
10月~2月
10:00~16:00(最終入館15:30)
●休館日:火曜日(3月~11月)
火曜日から木曜日(12月~2月)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
詳細は開館カレンダーをご確認ください。
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
●鑑賞料金:オンライン購入 1,800円/窓口購入 2,000円
※15歳以下無料

3.心臓音のアーカイブ(穴場アート)

豊島といえば豊島美術館が有名なのですが、さらに海沿いを走ると、穏やかな浜辺のそばに「心臓音のアーカイブ」というアートスポットがあります。

なんと、世界中の人の心臓の鼓動を録音して集めているというユニークな施設。
聞くだけではなく、自分の心音をその場で録音して登録することもできます。
自然の中で、命の鼓動を感じてみては。

心臓音のアーカイブ
●開館時間:3月~9月
10:00~17:00(最終入館16:30)
10月~2月
10:00~16:00(最終入館15:30)
●休館日:火曜日(3月~11月)
火曜日から木曜日(12月~2月)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
詳細は開館カレンダーをご確認ください。
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
●鑑賞料金:オンライン購入 600円/窓口購入 700円
※15歳以下無料
●登録料:1,570円
※「レコーディングルーム」で心臓音を採録する料金です。採録した心臓音は、CDブックレットにおさめてお持ち帰りいただけます。

4.見晴らし休憩所(穴場絶景)

唐櫃地区から甲生地区に走る途中であらわれる「見晴らし休憩所」というスポットを見のがさないでください。

四国まで展望できます。 ​

見晴らしがよいポケットは、愛車との撮影スポットにぴったり!
車線の反対側にちょうどいい坂道があり、そこから撮るといいです。

5.あちこちのアート(穴場アート)

3年に1度開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の舞台でもある豊島には、島のあちこちに様々なアート作品が点在しています。
美術館や施設以外にも、自然と調和した作品がタイトルとともに突然あらわれます。

こちらは唐櫃地区にある「勝者はいない─マルチ・バスケットボール」。「瀬戸内国際芸術祭2013」で制作された作品だそうです。

こちらは甲生地区にある「海を夢見る人々の場所」。「瀬戸内国際芸術祭2022」で制作された作品だそうです。

素朴な島の風景とアートの調和をお楽しみください。

6.豊島横尾館(定番アート)

アーティスト・横尾忠則と建築家・永山祐子が手がけた「豊島横尾館」は、家浦地区の古民家を改修した、大きな煙突のような塔が印象的な美術館です。

​塔の中がどうなっているか、実際に見てみてくださいね。
母屋、倉、納屋からなる建物に、様々な作品が展示されています。
実際に用を足せるトイレなどもあり、生きることを考えさせられる場だと感じました。

豊島横尾館
●開館時間:3月~9月
10:00~17:00(最終入館16:30)
10月~2月
10:00~16:00(最終入館15:30)
●休館日:火曜日(3月~11月)
火曜日から木曜日(12月~2月)
※ただし祝日の場合は開館、翌日休館
詳細は開館カレンダーをご確認ください。
※ただし月曜日が祝日の場合は、火曜日開館、翌水曜日休館
●鑑賞料金:オンライン購入 600円/窓口購入 700円
※15歳以下無料

7.壇山(穴場絶景)

豊島の中央に位置する「檀山」からは、360度のパノラマビューが楽しめます。​

瀬戸内海の島々を一望でき、特に晴れた日には絶景!
こんなに大きな展望台があるのですが、私は怖くてのぼりきりませんでした・・・

バイクで展望のいいところまで行けるので、愛車との記念撮影にもぴったり!

ただし、行き方に注意してください。
島の東側(唐櫃地区)からではなく、西側(家浦地区)からの道の方が広くて走りやすいです。
東側は舗装されていない道が続くので危険! 要注意です。

8.豊島エスポワールパーク(宿泊施設)

2022年にオープンした「豊島エスポワールパーク」は、アートの島・豊島をじっくり楽しみたい人におすすめの宿泊施設です。

全室オーシャンビューで、館内は木材を使ったあたたかみのある空間。自然との共生をテーマに設計された建物は、かつて産廃問題を抱えた島への思いも込められています。

屋上には海を一望できるテラスがあり、芝生の広場も心地がいいです。近くには砂浜につながる小径もあります。

旅の朝も夜も、瀬戸内海のただなかにいることを体感でき、豊かな時間を味わえます。

スタッフの皆さんの豊島愛が深く、おすすめスポットや豊島の歴史についてお話が聞けるかもしれません。
こだわりのお土産もそろっています。
ただの「泊まる場所」にとどまらない価値を感じさせてくれる、豊島らしいスポットです。

豊島エスポワールパーク
香川県小豆郡土庄町豊島家浦514
https://teshimaespo.com/
※HPから予約可能

おわりに

豊島の魅力的なスポットを8つ紹介しました。
が、きっとこれもほんの一部にすぎません。

道すがら、ふとした景色や地元の人との会話にも心が動くことがあるのが、豊島の本当の魅力。
次に来るときは、どんな風景に出会えるだろう。
そんな期待を込めて、また私も愛車のソラコとともに豊島を訪れたいと思います!

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この記事を書いた人

カブで旅するフォトライター。 愛車はランドセルがトレードマークの空色のスーパーカブ110(名前はソラコ)。 全国を走り、瀬戸内海に惚れて岡山県浅口市に移住。 Instagram @mk826jp / WEBメディア「平日バイク」でライダーたちを取材し発信中。

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