Z900RSをカスタムしていく上でホイール・スイングアームなど足回りを煌びやかにしていきたいと思う方も多いと思います。
ARCHIとしてZ900RSを更にカッコよくする為に考えた結果テール裏に着目し、足回り部品としてチェーンガードに始まりインナーフェンダー・スイングアームなどクラシカルかつ美しく個性的な商品によるドレスアップを指向してきました。
<チェーンガード>
<チェーンガード+インナーフェンダー>
<スイングアーム>
今回ARCHIが目指したテーマは「煌びやか・映り込み」です。ステンレスポリッシュで製作する事により一見目立たない部分にも周辺パーツが映り込み反射する事で圧倒的な輝きを放ちます。
そう考えるとバッテリーボックスからテールランプに至るインナーパーツが少し物足りなく感じてしまいます。
そこで「映り込み」という美学を追求するため新たに開発されたのが「ステンレスポリッシュ・インナーパネル」です。
開発に当たりこだわったポイントは4点。
1. 「映り込みの美しさ」を追求する
2. 「映り込み」演出のため各溶接痕も最小限の主張に収める
3. 「安心」を確保するためボルト固定箇所を純正4点⇒本製品6点に変更
4. 「安全」を確保するためエッジを適切に処理
それでは詳しく見ていきましょう。
1. 「映り込みの美しさ」を追求する
前述の通り、「ちらっ」と見えるバックステップやタンデムバーなどの映り込みがステンレスポリッシュならではの美しさであると考えました。しかしステンレスと言う素材であるがゆえの問題もそこに発生します。
純正部品は樹脂による緩やかなカーブで構成されているパネルラインを、ステンレスでは直線(平面)で表現せねばなりません。当初純正の形状になるべく忠実なライン構成を検討したところ、パネルラインはこのような形状になりました。
しかし、これでは最も映えるはずの面が分割されており当初の目的を果たせません。試行錯誤の結果、映り込みの面積を最大化する事に成功しました。
バッテリーボックスのカバーとは2分割の構成にしており、こちらは元々多面構成であるためその意匠を進化させる形状に落ち着きました。
2. 「映り込み」演出のため各溶接痕も最小限の主張に収める
折角広い面積を確保しても、溶接痕が悪目立ちすると「美しい映り込み」というテーマが台無しになってしまいます。本製品では電解研磨により溶接痕の主張が最小限になるようこだわってみました。
3. 「安心」を確保するためボルト固定箇所を純正4点⇒本製品6点に変更
純正は4か所でのボルト固定ですが、本製品の場合バッテリーボックスのボルト2点を加えた6点での固定方法を採用しました。この事により、より堅牢な保持を実現し使用されるお客様の「安心」を確保しています。
4. 「安全」を確保するためエッジを適切に処理
ステンレスから切り出されたパーツのエッジは、そのままでは刃物のように作業者の怪我を誘発する危険性があります。そのため全てのエッジに加工を施し、素手で触っても大丈夫なレベルにまで安全性を確保しました。
樹脂製パーツによる野暮ったさを解消し、足回りを煌びやかに演出する「ステンレスポリッシュ・インナーパネル」はバックステップ等各種ドレスアップの効果を更に高めたいオーナー様に向け2025年春の発売予定です!
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