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雨に対応した走りで山本礼人が2連勝、チャンピオンに王手! G-NET第2戦ブラックバレー広島

G-NET

第2戦 ブラックバレー広島

日程:2021年10月17日(日)

場所:広島県ホワイトバレー松原

 

長い長いサマーブレイクが明けた。新型コロナウイルスの影響で本来の第2戦であった日高ロックスが中止となり、G-NETは3月の開幕戦以来、ようやく第2戦を迎えたのだった。天候はあいにくの雨。しかしG-NETトップライダーの表情は明るく、むしろ雨を喜んでいるようにすら見えた。

 

目次

逆回りのレイアウト
下り攻略が勝敗を分けた

 

G-NET戦として2年目の開催となるブラックバレー広島は、前年からほぼ逆回りのレイアウト。晴天の土曜日に、各ライダー入念な下見を行っていた。

スタートはゼッケン順。G-NETは前年ランキング9位以内が黒ゼッケンライダーとして1〜9のゼッケンを手にすることができる。ランキング順に水上泰佑、山本礼人、鈴木健二、原田皓太、佐々木文豊、永原達也、石井貴行、原真也、中野誠也だ。そのうち佐々木と石井は今大会は不参加。そして黒ゼッケン以外にも有力ライダーは多く、昨年怪我で黒ゼッケン落ちとなってしまった高橋博をはじめ、上福浦明男、泉谷之則、大西実ら元黒ゼッケン組。他にも注目のモトクロスライダーZEROや、トライアルIAの波田親男、ダカールライダー池町佳生ら、錚々たる顔ぶれが揃った。

第1セクションに最初に到達したのは黒ゼッケン8番の原。そして鈴木、山本、水上と続いた。

そして原田、中野、永原、ZERO、上福浦……ゼッケンの若い有力ライダーたちが続々と駆け抜けていく。

ゲレンデの頂上に設けられたセクション「神棚」に最初に到達したのは山本。続いてゼッケン15をゲットしていた波田、鈴木、水上。ここまでが先頭集団を形成していた。

レースは想像以上にペース早く進行した。1周目は渋滞もなく路面も荒れていないことから先頭集団は30分足らずで最終セクション「新 組合ヒル」に到達していた。ここで鈴木がミスをしている間に山本と水上がクリア。波田はここで少し先頭集団から遅れてしまった。

 

そしてゼッケン117と後方スタートだった高橋博が、ここで先頭集団の後ろについた。高橋の後ろで第2集団を形成したのはゼッケン28大塚正恒、原田、原、中野、上福浦、ZERO、ゼッケン98三輪嘉彦、大西実。ゼッケン134の元黒ゼッケン、泉谷もここで第二集団に追いついた形になった。

2周目に先頭に立っていたのは、2020チャンピオンの水上。今回からマシンをライバルである山本と同じGASGASにチェンジしている。雨の影響もあり、今大会は下りの難易度が上がっており、レース中にも前転してフロントフェンダーを破損してしまったライダーを多く見かけたが、水上も例に漏れず、この後、下りで転倒した際にキルスイッチに泥が入り、エンジン始動がうまくできず、順位を落としてしまった。

 

3周目以降、熾烈なトップ争いを繰り広げたのは山本と鈴木。細かく順位が入れ替わり、どちらが勝つかわからないレース展開が続いた。しかし、最終セクションの「新 組合ヒル」では山本に分があり、チェッカーを受けるのは山本が先だった。

 

そのため、鈴木は最終周と目された5周目に入る前にリアタイヤを交換。それまで履いていたMX12からFIMタイヤののEN91へとチェンジした。

 

結果、5周目の「新 組合ヒル」に先に到達したのはやはり山本。鈴木の特徴的なエンジン音はすぐ前のセクションで轟いている。しかし掘れて難易度を増した最後のヒルクライムに山本は苦戦。リトライを繰り返す。

 

そんな折、レース開始から3時間30分が経過し、チェッカーは終了。山本はあと1分足りず、5周目は幻に終わった。無論、鈴木も同様だ。そのため、先に 4周目を終えた山本がG-NET第2戦の勝者となった。2位は鈴木。そして3位には水上をパスした高橋が入った。

 

山本礼人

「ブラックバレー広島では昨年も勝てているので、いいイメージがあったのですが、いざスタートしてみたらすごく難しくてうまくペースを掴むことができませんでした。中盤から水上選手や鈴木選手に追いついてトップ争いができました。雨の影響でレース中にコンディションが変わって、対応するのが大変でしたね。最近はJECにも出ているのでマシンのセッティングもスピードを出しやすいように変更していて、ハードでもそのほうが楽に乗れることがわかってきました。ここまで2連勝できているので、次の日野で勝てればチャンピオンですから、頑張ります!」

 

鈴木健二

「4周目の最後のヒルでは山本選手の前でクリアできたのですが、下りで転んでしまって、とにかく下りが難しいレースでした。まだシリーズは半分で、開幕戦、広島と2位なので、残り2戦で勝てるように頑張ります」

 

高橋博

「怪我はもう完全に治りましたね。今日でだいぶレース勘も取り戻すことができました。最後の一周で、雨で下りがとても難しくなってしまって、5周目を回り切ることができませんでした」

 

なお、ブラックバレー広島には通常のクロスカントリーとは異なる独自のルールが2つ存在する。一つ目は「トップの周回数の6割に達していないライダーは失格とする」、そして二つ目は「レース時間3時間経過後、チェッカーが振られている30分の間にゴールを通過できなかったライダーは失格とする」というものだ。

 

なので、ブラックバレー広島としては山本も鈴木も高橋も水上も失格という扱いになる。しかし今大会に限り、G-NETポイントはブラックバレー広島のリザルトとは別に純粋に周回数に応じて付与されることが事前に発表されていた。

ではブラックバレー広島としての優勝は誰の手に渡ったか、というと、3周目を終えたタイミングでチェッカーが振られており、そこでレースを終えた泉谷だった。

 

泉谷之則

「僕はマディがあまり得意な方ではないので、最初は雨降って欲しくなかったんですけど、結果的には良かったのかな、と。G-NETのポイントでは7位でしたが、やっぱり優勝は嬉しいですね」

 

なお、泉谷の他の完走車はみんな1周。泉谷の周回数3周の6割に達していなかったため、ブラックバレー広島としては完走は泉谷一名のみというリザルトになった。

BIKEMANではG-NETシリーズに協賛しており、最後にチェッカーを受けた大西茂雄選手にバイクマンWEBSHOPで利用できる10,000円分のクーポンが授与された。

 

G-NET次戦は11月14日、群馬県日野カントリーオフロードで開催される日野ハードエンデューロとなる。

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この記事を書いた人

Off1.jp(ANIMALHOUSE)所属。2016年からG-NETの取材を続けるカメラマン兼ライターです。台湾、韓国、ルーマニアクスら海外レースへも取材に出かけ、日本のハードエンデューロシーンにかける情熱は誰にも負けません!

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